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火焔の凶器 天久鷹央の事件カルテ 新潮文庫

知念実希人

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101801339
ISBN 10 : 4101801339
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2018
Japan

Content Description

安倍晴明と同時代に生きた平安時代の陰陽師・蘆屋炎蔵の墓を調査した大学准教授が、不審な死を遂げる。死因は焼死。火の気がないところで、いきなり身体が発火しての死亡だった。殺人。事故。呪い。さまざまな憶測が飛び交う中、天医会総合病院の女医・天久鷹央は真実を求め、調査を開始する。だが、それは事件の始まりに過ぎなかった…。現役の医師が描く本格医療ミステリー!

【著者紹介】
知念実希人 : 1978(昭和53)年、沖縄県生れ。東京慈恵会医科大学卒業。2004(平成16)年から医師として勤務。’11年、「レゾン・デートル」で島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞。’12年、同作を『誰がための刃』と改題し、デビュー。’18年、『崩れる脳を抱きしめて』で広島本大賞、沖縄書店大賞を受賞。同作で本屋大賞にノミネートされる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ウッディ

    平安時代の陰陽師の墓の調査に入った准教授が焼死し、調査団のメンバーも次々と死んでいく。これは、呪いなのか、連続殺人事件なのか?シリーズ物とは知らずに読んでしまいました。天久鷹央と小鳥遊のタカタカコンビが活躍する、軽いミステリーでした。印象としては、赤川次郎のユーモアミステリー(古い?)とガリレオシリーズのミックスといった感じでした。キャラ立ちした主人公で、サクサク読めたのですが、人体自然発火の真相は、意外性はあったが、臭いで気付かなかったかという謎が残りました。

  • しんたろー

    『事件カルテ』(長編)の最新作。毎度のごとく小鳥遊の視点で進んでゆく事件と謎解きは、このシリーズらしいオカルト要素を交えて楽しく読めた。鷹央は変わらず暴若無人なのに可愛さがあって健在だし、鴻ノ池も愛車を乗り回し合気道も披露して頼もしい。惜しむらくは事件そのものが先を読めてしまう点で、ミステリとしては弱く感じたこと。それでも、 3人のやり取りが、時には青春もの、時にはコメディもののように弾んでいるのでサクサク読めるのが良い。人に薦めるような名作や傑作の類ではないが、アニメテイストの不思議な作品だと思う。

  • utinopoti27

    これは陰陽師の呪いなのか?天才女医・天久鷹央の鋭い推理が炸裂する長編シリーズ第4弾は、人体発火のシーンで幕が開く。コミュ障でKYな鷹央と、小鳥遊先生のじれったい恋の行方にヤキモキさせられつつ、そこそこの意外性も楽しめる。まあ、こうしたラノベにいちいち突っ込みを入れるのは野暮かもしれないが、今回は全体的に底の浅さが目立つ。一応ミステリを標榜しているのだから、それなりの体裁は整えてもらいたいものだ。ただ、何だかんだ言いながら、次も読もうと思わせるだけの魅力的なシリーズであることは間違いない。

  • mmts(マミタス)

    陰陽師・蘆屋炎蔵を調査した翠明大学日本史学科・内村秀典准教授は謎めいた人体発火を起こし死亡した。共同研究者の翠明大学日本史学科・室田宗春教授は陰陽師・蘆屋炎蔵の呪いだと確信する。それを天医会総合病院・天久鷹央に依頼した。共同研究者の帝都大学日本史学講座・碇教授は病死した。ただ、遺体は放火された。後日、翠明大学日本史学科・室田宗春教授は天医会総合病院に搬送されたけど案の定、謎めいた人体発火をした。犯人はすぐに分かった。トリックは分からない。ガリレオシリーズ、銀狼怪奇ファイルを思い出した。天久鷹央、可愛い。

  • ソルティ

    今回は人体自然発火現象。陰陽師、蘆屋炎蔵の呪い?!という取っ掛りに始まって、複雑に入り組みました。その前にクリプトコッカス真菌症。そんな症状になるんだ⋯。私はただの精神病だと思って警察呼ばなきゃって思ったんだけど。警察入れて措置入院鑑定してもらった方が早く入院できたのでは?でもそうなると原因不明で治療遅れたな。「「けれど、パワハラになるのは相手が本気で嫌がってる場合だけよね。私が見たところ小鳥遊君は鷹央ちゃんに振り回されるのを嫌がってはいない。まあ、危険なことをしないで欲しいとは思ってるみたいだけどね」」

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