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神のダイスを見上げて

知念実希人

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784334912543
ISBN 10 : 4334912540
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2018
Japan

Content Description

地球に向けて、巨大小惑星ダイスが接近中。人類は、あと5日で終わりを迎える。人々はその瞬間、『裁きの刻』をどう迎えるのか―。高校生の漆原亮の姉、圭子が殺された。コスモスの咲き乱れる花壇で、全裸で胸にナイフを突き刺された姿で発見された姉は、亮にとって唯一の家族、“世界そのもの”だった。恋人のこともそっちのけで、亮はとにかく犯人を見つけ出し、自分の手で復讐したいと暴走。そして“あるもの”を手に入れるため、クラスの“禁忌”と呼ばれる異端児・四元美咲に接触する。優しく、美しかった圭子を殺したのは、圭子の恋人だったのでは?しかしそれが誰なのかわからない。犯人を追い求めて、亮は圭子が入っていた天文学同好会、そしてダイスを崇拝するオカルト集団「賽の目」に踏み込んでいく…。人類滅亡まであと幾日もない中で、なぜ圭子は殺されなければならなかったのか―。絶望×青春ノンストップタイムリミット・ミステリー!!

【著者紹介】
知念実希人 : 1978年、沖縄県生まれ。東京慈恵会医科大学卒、日本内科学会認定医。2011年「レゾン・デートル」で第4回島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞。’12年、同作を改題した『誰がための刃 レゾンデートル』(講談社)でデビュー。’15年『仮面病棟』(実業之日本社文庫)で啓文堂書店文庫大賞を受賞しベストセラーに。’18年『崩れる脳を抱きしめて』(実業之日本社)が本屋大賞8位にランクイン(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ウッディ

    小惑星が地球に衝突し、人類が滅亡する「裁きの刻」まであと5日。最愛の姉を殺された高校生の亮は、残された時間で犯人を捜し、復讐することができるのか?SF仕立てのミステリーで、物語に惹き込まれたが、亮の姉に対する愛情が異常なほど強く、暴走と紙一重の行動に共感できず、恋人雪乃の嫉妬、そして殺人の動機も理解できなかった。世界が滅亡する時こそ愛する人と最後の時を静かに過ごす、そんな人がいてほしいと思った。知念さんの小説は面白いけれど、ミステリー要素を求めるあまり人の描き方が薄っぺらになって残念という感想でした。

  • utinopoti27

    【辛口注意】人類滅亡の小惑星衝突まであと5日。ある者は暴動に走り、またある者は神に祈り、そして主人公は最愛の姉を殺した犯人への復讐に執念を燃やす。犯人は誰か、混沌の先に明かされる驚愕の真実とは・・。知念氏のミステリは、ラノベ風で読みやすい反面、意外性を際立たせるプロットに凝り過ぎ、全体のバランスを保とうとして安易な力業に走る傾向にある。本作はまさにそれ。主人公の身勝手な行動原理に振り回され、誰にも感情移入できず、肝心のオチも肩透かし感半端なし。「ひとつむぎの手」のような良作も書けるだけに、今回は残念だ。

  • hiro

    小惑星/隕石が衝突する直前の地球の話は、伊坂幸太郎さんや三浦しをんさんも書いているが、知念さんの場合はもちろんミステリ仕立て。唯一の家族である姉を殺された高校生の亮は、小惑星ダイスが地球に衝突する直前という状況の中で、真犯人を探しだして復讐を果たせのかというストーリー。もちろん、フーダニットについては、二転三転してながら犯人を追い詰めていくというオーソドックスな設定だったが、小惑星が地球に衝突するという設定は、ホワイダニットのほうに生かされていた。ご心配なく知念さんらしい医療関連の要素も少し入っていた。

  • イアン

    ★★★★☆☆☆☆☆☆表紙が印象的な知念実希人の長編。小惑星が接近し人類滅亡の危機が迫る中、最愛の姉が殺された。失意に沈む亮は、残された5日間で犯人への復讐を誓うが…。終末期のパニックと復讐を掛け合わせた発想は面白い。ただ、主人公である亮の行動原理や芝居がかった言動に共感できず、真犯人の動機も腑に落ちない。美貌の女子大生が還暦の妻子持ちと交際しているとは普通思わないし、自称恋人のアリバイ証言を鵜吞みにし嫌疑を外す刑事もあり得ない。髪の薄い石油掘削技師は出てこないけれど、男気を語る自衛隊員には胸が熱くなった。

  • mariya926

    ダイスと名付けられた隕石が日本に落ちてくる…。なんとその数日前に姉が殺された。シスコンである弟は隕石が落ちてくるまでに姉の復讐を果たそうと…。幾つか現実的でない部分が目立ちました。例えば虐待していた父親が1千万円くれるとか、高校生と大学生で裕福とも言える生活をしているとか(バイトしていないのにラブホ代を払えるとか)隕石の前ではそんなこと細かく構っていられるか!?って感じなんでしょうが(笑)今年は知念さんを読みまくっているからか、お腹いっぱいに感じてしまいました。後2冊で全読です。

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