Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• よっち

  読了日：2024/02/05

  白血病が再発して、骨髄移植でしか助かる見込みがない少女を救うのは医療か奇蹟か。天久鷹央が神秘的な現象を引き起こす奇蹟の解明に挑むメディカルミステリ。渋谷のスクランブル交差点に行くと指先が腐ると感じる少年、異様な若返りを実現した整体術の正体。そして再発した白血病から少女を救うため、聖痕を持つ預言者の奇蹟の真相に挑む展開で、苦い過去を思い出す構図に葛藤しながらも、骨髄移植手術を受けられるように奇蹟を暴こうとする鷹央先生には成長を感じました。振られネタをいじられまくりの小鳥先生とも相変わらずいいコンビでしたね。

• ブルーベリー※更新は控えめです

  読了日：2024/02/10

  天久鷹央シリーズ5。�@人が腐る。確かにこの症状やと本人は腐ると誤認するかもしれない�A永遠に美しくいたい。誰でも思うけどこんな風にはされたくない。若返った人たちはどうなるのか�B白血病の治療を拒否する母親。娘という存在を信じず自称神様という間違った相手を信じてしまった。信仰は助けにもなるが今回のように悪い方向に行くこともある。暫く天久シリーズを読み続けます。

• もっぱら有隣堂と啓文堂

  読了日：2024/02/14

  天久鷹央シリーズの完全新作３作＆完全版13作を実業之日本社文庫が７か月間連続刊行する２月配本第５弾の２冊め。時点は基準から７か月〜10か月程度。時系列では８番目あたり。Karte.01 雑踏の腐敗＠２月中旬／Karte.02 永遠に美しく＠４月下旬＝「幻影の手術室」解決から１週間後／Karte.03 聖者の刻印／01、そんな疾患もあるのか。02、若返りであって若返りでない。半分以上のボリュのメインディッシュな03、これもなかなかの難事件っぷり。杠阿麻音が再び登場。全話タイトルどおり。掌編「詐欺師と小鳥遊」

• NAOAMI

  読了日：2024/06/08

  十字架の聖痕だとか血の涙、バチカンが認めるかも…的な預言者の登場で治せる病気の手術も断ってしまうとか。白血病の治療・再発が続き医療不信に陥ってるとは言え、ここまで人は弱くなると拠り所に縋ってしまうのか。この一冊は表題メインの中篇のほか、前半に短篇ふたつを置いての構成。ストーリーが短いと、それだけ事件も簡単ということで、ヒントを徐々に集めて疑惑・伏線・ミスリードを溜めての特異症例診断ズドン！の流れに至らず。最初からピンときた割には悩んでみたり内面劇もちぐはぐな感じ。鷹央コミュ力成長と未熟が未だ混在は面白い。

• kosmos

  読了日：2024/04/02

  人ごみの中に行くと体が腐る上京したての青年、「気」によって異常に若返った72歳の女性、血の涙を流し手のひらに聖痕が現れる預言者。今回も初めて知る病気ばかりで興味深く読んだ。ホルモンが体に及ぼす影響の大きさが恐ろしい。

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