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磯崎新と藤森照信の「にわ」建築談義

磯崎新

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784897379982
ISBN 10 : 4897379989
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

斎庭(ゆにわ)、御嶽(うたき)、楽園(パラダイス)、無何有郷(ユートピア)、庭園(ガーデン)、境内、仙境、公園など、「建築」の外にある、さまざまな外部空間“にわ”について、磯崎新と藤森照信が、建築、都市という視点から、縦横無尽に語り合った建築口伝第3弾。

目次 : 第1章 自然信仰と「にわ」―日本古代の儀式と神遊び/ 第2章 道教の思想と浄土庭園/ 第3章 石庭と夢窓疎石/ 第4章 近代西洋における思想と庭園/ 第5章 現代の作例から―藤森照信の場合/ 第6章 現代の作例から―磯崎新の場合/ 世界観模型としての庭―「うみ」のメタフォア/ 日本庭園誕生記

【著者紹介】
磯崎新・写真 : 1931年大分県生まれ。東京大学工学部建築学科卒業後、丹下健三研究室を経て、63年磯崎新アトリエを設立。60年代に大分市を中心とした建築群を設計、90年代にはバルセロナ、オーランド、クラコフ、京都など、今世紀に入り中東、中国、中央アジアまで広く建築活動を行う傍ら、建築評論をはじめさまざまな領域に対して執筆や発言をしている。またカリフォルニア大学、ハーバード大学などの客員教授を歴任、多くの国際コンペでの審査員も務める

藤森照信著 : 1946年、長野県生まれ。東京大学大学院博士課程修了。専攻は近代建築、都市計画史。東京大学名誉教授。東京都江戸東京博物館館長。1986年、赤瀬川原平、南伸坊らと路上観察学会を結成し、『建築探偵の冒険・東京篇』を刊行(サントリー学芸賞受賞)。91年“神長官守矢史料館”で建築家としてデビュー。98年、日本近代の都市・建築史の研究(『明治の東京計画』および『日本の近代建築』)で日本建築学会賞(論文)、2001年“熊本県立農業大学校学生寮”で日本建築学会賞(作品賞)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • chang_ume

    「にわ」と銘打っていますが、これはどこまでいっても建築論です。あるいは庭園を通じて建築の〈外部〉を探る試みというか。ここでいわば「反庭園」というべきコルビュジェ的なメインストリームが抽出され、一方で「立石」に意識を注いだイサム・ノグチがアウトサイダーとして措定される。モダニズムは実に庭園に対して無関心だったのだ。へぇと思いました。また日本庭園における信仰性(とりわけ道教系「蓬莱山」信仰)が強調されますが、その歴史理解については若干、本質主義的な想像が働いていて、議論を支持するには躊躇するところも。

  • 蛭子戎

    にわをテーマにした対談。対談形式なのでどっから読み始めても読み終えても良い気軽に読める内容。須弥山や蓬莱山などの宗教的なモチーフの話からイスラム庭園とかイサム・ノグチの墓までいろいろ勉強になった。

  • 鯨、或は山田

    庭の為に家を建てる余裕のある人って大衆には確かにいないな…庭と建築の違いについてはこれまでぽっかりと穴があいたように何も考えていなかったけど、確かに技術の進歩の不在が逆説的にその思想性を豊かにしてきたし、古いもののプリミティブな方向性がそのまま現代でも語ることができる。そこにはもちろん宗教と政治、権力といったものが文化とオーバーラップしつつ影響を及ぼしてきた。それでも基本的には職人の世界だから、明文化されたものはこれまであまりなく、対談している二人も「そういえば誰もやってなかったねこれ」などと言っている。

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