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カラー版 江戸の家計簿 宝島社新書

磯田道史

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784299001467
ISBN 10 : 429900146X
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2020
Japan

Content Description

金・銀・銅という3つの貨幣が流通した江戸時代。年収は? 物価は? 当時の金銭感覚がわかると江戸時代は100倍面白い!! 「遠山の金さん」の年収は3億円以上、「大岡越前」の年収は2億円以上!? 卵は1個315円、4畳1Kの家賃は月4875円……。年収800万円の大工、高給取りの理由とは? 江戸っ子は「宵越しの銭を持たない」のではなく「持てなかった」!? 伊勢参り一行の散財は250万円以上!? 江戸を知る著名人のインタビューも多数掲載!! 新たに資料図版と項目を追加した、江戸の台所事情から時代と文化を読み解く『江戸の家計簿』オールカラー版!!

【著者紹介】
磯田道史 : 1970年、岡山県生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(史学)。茨城大学准教授を経て、2012年4月より静岡文化芸術大学准教授、2014年4月より同教授、2016年4月より国際日本文化研究センター准教授。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Willie the Wildcat

    ”数字”が主題だが、多岐にわたる背景等の補足が秀悦。労働価値vs.食糧価値に垣間見る食糧事情、江戸時代の五大珍味の1つ鶴や、害鳥駆除対照だった鴇、はたまた、幾世餅の大岡裁き?!夢が無いのが宵越しの金/千両役者の実情。どちらも、『江戸の華』の代名詞だったのになぁ。一方、エコ習慣には納得感と共に、現代における喪失感。自ら招いたとは言え、考え去られる。意外だったのが「水屋」。用水路も完備。天秤棒の桶で、ブランド水でもなかろうになぁ。因みに、作家あさのあつこ氏と、発酵学者・小泉氏の特別インタビューも必見です。

  • 鱒子

    図書館本 無理を言ってよその図書館からカラー版を取り寄せてもらいました。ほとんどの見開きページにイラストや写真がふんだんに使われており、読みやすく楽しい本。江戸時代の暮らしや経済活動が階級ごとによく分かります。「江戸患い、ぶらぶら病」って里心がついた訳じゃなくて、脚気のことだったのね!(驚

  • molysk

    江戸時代の経済事情を、武士や町人の収入、食品や料理、嗜好品の物価、江戸の文化と経済といった視点から読み解く。現代の貨幣価値で、江戸の台所事情を理解できるのは面白い。食品の物価は高めで、中でも魚といった動物性たんぱく質は高級品だったり。一方で、長屋の家賃は安め。でも、武士の家計簿と同じレベルを本書に期待すると、がっかりするかも。今回の磯田さんは、筆者ではなくて監修なんですよね。本書全体の構成などは担当されているのでしょうけど、文章は別の方が担当しているようで、博識あふれるいつもの磯田節がみられないのが残念。

  • TakaUP48

    江戸時代の価格を現代に置き換えるとどうなるか?本書では、米の価格に基づく「現代価格」で1石=1両を6.3万、労働賃金で換算する「現代感覚」1石=1両=30万円で計算。50俵3人扶持の武士で年収690万、御奉行遠山の金さんで3億チョイ、与力2400万に同心は300万。余り取っていなかった動物性タンパク源では、鶏の他に鶴や鴇も食していたという。卵はまだ高く1個300円。その一方で、蕎麦・寿司・天麩羅は95〜250円。欧州に影響を与えた浮世絵なんぞは380円。江戸時代が、時代小説が、ぐっと身近になってきた!

  • ゲオルギオ・ハーン

    自由研究イベントの関係で読んでみた一冊。ビジュアルが充実していることと文章も軽い感じなのであっという間に読み終えた。額面だけみると武士の高年収に驚くが、(本書に補足はないが)彼らの給与は10月に半分、残りは2月と5月に支払われる(額面どおりもらえるかの保証はない)、さらに米での支払なので価格変動リスクもあるので見た目ほど楽ではないと思う。その点では日銭を稼げる商人、職人や物々交換での対応も可能な農民たちの方が生活しやすかったのかもしれないと思いました。

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