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子の無い人生 角川文庫

酒井順子

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041071991
ISBN 10 : 4041071992
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2018
Japan

Content Description

子ナシ歴50余年。結婚さえしてしまえば勝ち犬、と線引きをしていた“負け犬”の著者は、40歳を過ぎて悟る。女の人生を左右するのは結婚の有無ではない。「子供がいるか、いないか」だ。「既婚子ナシ族」の知られざるプレッシャーに気づき、親の看取りを経て、自分は誰に看取ってもらうのか憂う。子ナシ老人大量発生の時代を前に、子の無い人生をどう捉え、どう過ごすか。安倍昭恵夫人との特別対談も収録!

目次 : 年賀状/ 子供嫌い/ 子育て右翼/ 孫と姪/ SNS/ 一人前/ 歩み寄り/ 諦め時/ 既婚子ナシ族/ 政治と子産み/ トートーメー/ イナググヮンスとグソーニービチ/ 伝統と現実の間/ 一人で死ぬ時代へ/ 日本の養子事情/ 疑似親子体験/ 子ナシ男性の場合/ タネとプライド/ 二極化する子沢山族/ 宗教と子産み/ 「できてない婚」という偉業/ 文学と出生率/ 酒井順子×安倍昭恵 刊行記念特別対談

【著者紹介】
酒井順子 : 1966年東京生まれ。高校在学中より、雑誌にコラムを執筆。立教大学社会学部卒業後、広告代理店に就職。その後執筆業に専念。『負け犬の遠吠え』で第4回婦人公論文芸賞と第20回講談社エッセイ賞をダブル受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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現代社会をグサっと斬ってくれた一冊。「わ...

投稿日:2021/04/25 (日)

現代社会をグサっと斬ってくれた一冊。「わかる、わかるよ」という共感ポイントがたくさんありました。子が有る人も、子がない人も等しく楽しめると思います。女性のみなさんに特にオススメです。

luna さん | 不明 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • あすなろ

    負け犬の遠吠えの酒井氏が結婚ではなく、子供がいるかいないかの本を書いている。それで興味を持ち読了。人は独りで死ぬことは出来ない。看取りのために子は必要?生涯独身だった土井たか子氏と現代働く女性の違いは?子持ちの女性リーダー像とは?子がない安部首相と独身の小泉元首相。子沢山のTV番組から得る感想は?そして、墓問題に不妊治療に養子事情迄。ありとあらゆる切り口で子のない人生を斬る。なかなかいつもの酒井氏の本のとおり、考えさせられて共感もさせられるところの多い一冊であった。

  • あきぽん

    少子化当事者の先輩、酒井さんが子ナシ族の現実を淡々と語る。同級生の2/5は未婚という酒井さんのリベラルな環境が羨ましい。生き方が多様になったのに、あいかわらず政府は昭和型の生き方を前提にしている。独身、子ナシはもはやマイノリティではない(多くは望んでそうなったのではない)。配偶者/子供がいてもいなくても、安心して生き、老いて死ぬことができる社会にして欲しい。

  • JUN

    「現在の日本における少子化は、高い教育を受け、様々な経験値を積み、経済力を持った女性達が子供を産まなくなったせいで進んだ現象。」との記載があったが、本当にそうなのかな?

  • Hong Kong

    そうねえ。私は子がある人生になったわけですが、生んだから、社会貢献したとは思えず、成人した娘たちと仲が良いわけでも悪いわけでもないが、なるべく面倒かけず、世話にならずに終わりたいですなあ。

  • akamurasaki

    「負け犬の遠吠え」のような自虐交じりのシニカルな女性論かと思いきや、沖縄に飛んでトートーメー文化を探ったり経済支援をしているラオスの「子供」の生活を体験しに行ったり、あるいは歴史や文学から子供観を発掘したりと、かなり幅広いテーマで語られていて面白かったです。一方で「子供は贅沢品」「子育て右翼」など酒井節も健在。しかし沖縄の家族と墓の問題は、単に家制度というより歴史や宗教、島という地理も複雑に絡み合い非常に興味深い。沖縄出身のタレントたちが若くして結婚・離婚を繰り返す理由を垣間見た思いでした。

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