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ISBN 10 : 4065275687
Content Description
「敬語は日本語の美しさである。しかし、度を過ぎるとうんざりさせられる。」なぜ階級のない社会にも敬語は発生するのか。相殺される親愛の感情は、どう表現したらよいか。原日本語、上代から奈良、平安、そして現代へ。敬語の起原と変遷をたどり、ほどよい使い方を考える。一級の言語学者がじっくり向き合う、敬語の歴史と実用。
目次 : 第1章 序説(英語と日本語/ 日本の敬語は文法的 ほか)/ 第2章 起原―どうして日本の敬語が起ったか(原日本語と敬語法/ 上代日本語の敬語法(一)「ます」考 ほか)/ 第3章 変遷―奈良から平安への敬語のずれ(上代敬語と古代敬語の対比/ 平安時代の敬語助動詞の起原 ほか)/ 第4章 現代の敬語―どうあり、どうなるべきものか(序論/ 名詞・代名詞 ほか)/ 第5章 結論(敬語のとどかない名歌/ 歌から見た敬語の本質 ほか)/ 附録 これからの敬語
【著者紹介】
金田一京助 : 1882年、岩手県盛岡生まれ。東京帝国大学卒。言語学者。アイヌ語学・アイヌ文学研究創始者。東京帝国大学、国学院大学教授を歴任。文学博士。1971年没。『辞海』『明解国語辞典』など辞典の編纂も広く行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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