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ISBN 10 : 4344936167
Content Description
「絶対善」も「絶対悪」もなく、その時々でつくられた“掟”に従い行動するという“特異”な文明を持つ日本。各自で行動を自制すること以外に、秩序維持の術を持たないこの国の強さ、そして弱点とは…。明治維新の成功から、コロナ禍における日本政府の対応が遅れた理由まで、「和」を乱してはいけないというルールが息づいた日本人独自の集団行動パターンを解明する。
目次 : 第1章 個人主義者の国・日本の政府の行動は外国からは変に見える(コロナ騒動に見る日本の不思議の解説 その一 日本政府/ コロナ騒動に見る日本の不思議の解説 その二 日本の国民 ほか)/ 第2章 明治維新・日本の歴史を動かしてきたモノ(日本における時代の変遷/ 明治維新はなぜ成功したのか ほか)/ 第3章 日本式システムにおける政治(日本における現実の政治とは/ 日本における政治は「理想の実現を目指すものではない」 ほか)/ 第4章 日本式システムの利点(日本では相手を滅ぼすための虚構による戦争はしないので、世界一の長寿国になった/ 虚構による戦争 ほか)/ 第5章 現在の世界情勢における“虚構”の存在と、日本文明の利用方法(現在の世界情勢だと、近未来に再び“虚構戦”が発生する可能性がある/ “虚構戦”は、感情の戦いである ほか)
【著者紹介】
長谷川七重 : 1963年、千葉県生まれ。法政大学卒。幼少の頃より、言葉で表現される事と、自分の周囲の現実が適合していない場合には違和感を覚えていたことから、「自分の日本語は、うまく通じない」という感覚の中で成長していた。大学では必修だったマルクス経済学をなぞる傍らでノーメンクラツーラ(旧ソ連の「赤い貴族」)や中国の文化大革命の告発本を読んで、やはり世の中には言っていることとやっていることが違う人が多いと実感する。卒業後、家業の会社経営に参加して現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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