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不機嫌な姫とブルックナー団 講談社文庫

高原英理

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065350997
ISBN 10 : 4065350999
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

図書館の非正規職員をしているゆたきが出会ったのは、「ブルックナー団」を名乗るオタク3人組、ユキ・タケ・ポン。オタサーの姫のような扱いを邪険にあしらうゆたきだったが、タケが自筆する「ブルックナー伝(未完)」の意外な面白さに引き込まれていく。ブルックナーは19世紀ウィーンを代表する作曲家でありながら、元祖非モテの変人だった! ダサいオタクの生き様が、夢を諦めた中年女に勇気を与える、サクサク読めるクラシック音楽オタ小説。

【著者紹介】
高原英理 : 1959年、三重県生まれ。小説家・文芸評論家。立教大学文学部日本文学科卒業。東京工業大学大学院社会理工学研究科博士後期課程修了(価値システム専攻)。博士(学術)。1985年、第1回幻想文学新人賞を受賞。1996年、第39回群像新人文学賞評論部門優秀作を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • qoop

    野暮な非モテ音楽としてのブルックナーを愛する/洗練されたリア充音楽に引け目を感じる愛好家集団・ブルックナー団はブルックナーの不器用さに共感し、彼らに理解を示しつつ同時に嫌悪感を覚える主人公は、ブルックナーの音楽と伝記から不遇を託ちながら意志を貫く強さを学び取る。同じ音楽を愛する両者の間には相容れない断絶があるものの、同時に価値を共有してもいる。本作は彼らの齟齬を柔らかく包み込むように展開し、主人公の未来への展望を示して終わるが、本作の後でブルックナー団たちも変わるのか否か。

  • MrO

    ブルックナーに対して、具体的な印象を持ってないのでなんとも評しようがないが、奇書、怪書であることはまちがいない。まずは、ブルックナーを聴いてみよう。そして、ブルックナー譚を読んでみよう。ちなみに、文庫版のあとがきがすごくいい。

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