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ISBN 10 : 4896943430
Content Description
「黄道十二宮」や「七惑星」や「ホロスコープ」など、現代の西洋占星術でおなじみの概念や理論が、古代ギリシャにおける哲学・宇宙論・自然学などの豊かな蓄積を背景に、いかに醸成され、どのような象徴性をまとっていったかを、文献学的に丹念に実証しつくした労作。刊行(1899年)後1世紀以上を経てもなお、この分野における唯一無二の「灯台」として後進の足元を照らしつづける記念碑的著作、待望の邦訳。科学史家ソーンダイクの小論「科学史における占星術の真の場所」や刊行当時の書評集など、付録資料も充実。図版も多数。
【著者紹介】
オーギュスト・ブーシェ=ルクレール : 1842‐1923。フランスの古代史家。ノワヨンの神学校に通い、イタリア旅行(1864‐65)とドイツ旅行を経験するうち、二論考「人の起源にかかわるギリシヤの教説Placita Graecorum de origine generis humani」と「古代ローマの王たちLes Pontifes de L’ancienne Rome」を纏め、1872年にパリ大学文学部で博士号を得る。1874年にはモンペリエ大学の古代文学講師となりレオパルディに関する重要な論考を著した。1879年、パリ大学文学部古代史講座臨時講師、助教授を経て、1888年には教授となる。また1898年以降没年まで、アカデミー・フランセーズ会員。最晩年はほぼ全盲となり、隠棲を余儀なくされ、1923年に没
大橋喜之 : 1955年岐阜生まれ。1989年以降ローマ在(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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