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カ-テン ポアロ最後の事件

Agatha Christie

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784151310331
ISBN 10 : 4151310339
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2011
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ヘイスティングズは親友ポアロの招待で懐かしきスタイルズ荘を訪れた。老いて病床にある名探偵は、過去に起きた何のつながりもなさそうな五件の殺人事件を示す。その陰に真犯人Xが存在する。しかもそのXはここ、スタイルズ荘にいるというのだ…全盛期に執筆され長らく封印されてきた衝撃の問題作。新訳決定版。

【著者紹介】
アガサ・クリスティー : 1890年、保養地として有名なイギリスのデヴォン州トーキーに生まれる。中産階級の家庭に育つが、のちに一家の経済状況は悪化していまい、やがてお金のかからない読書に熱中するようになる。特にコナン・ドイルのシャーロック・ホームズものを読んでミステリに夢中になる。1914年に24歳でイギリス航空隊のアーチボルド・クリスティーと結婚し、1920年には長篇『スタイルズ荘の怪事件』で作家デビュー。1926年には謎の失踪を遂げる。様々な臆測が飛び交うが、10日後に発見された

田口俊樹 : 1950年生、早稲田大学文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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名探偵ポワロの最後の事件として、これ以上...

投稿日:2021/04/18 (日)

名探偵ポワロの最後の事件として、これ以上相応しい終わりはないとは思う。今回のポワロの行動は名探偵として、人間として、正しかったか。アガサ・クリスティは、シリーズ最後の作品で、読者に真摯に倫理観を問う、推理小説を超越したテーゼを世に投げかける文学作品に昇華させたと思う。

おにぎり さん | 千葉県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 夢追人009

    これは実は相当に切ない話なのですが、ポアロの道化師的な性格のお陰で極力悲しみを感じさせないようにとクリスティー女史が配慮されているのでしょうね。本書の趣向はバーナビー・ロス(エラリー・クイーン)の「レーン最後の事件」とほぼ同じで巨匠と呼ばれる作家は似たような事を考えられるものなのですね。処でクリスティー女史がこの結末を選んだ理由は自らの死後にポアロのパロディーを書かせない為だったらしいですが最近遂に生前のポアロの事件簿という形で出版されてしまい何ともお気の毒ですが今は天国でさぞご立腹だろうなと思いますね。

  • 中原れい

    クリスティが傑作を連発している時期に書かれ保存されていた作品ということで、どんなものだろうと読むのが楽しみだった。…容赦ないですね。いつもの救いはあるものの、あれをするのは間に合ったとか、あの人は救われたとかの都合よさは一切ありませんでした、さすがです。そうか当初は20年のあいだのことだったかと、年代の謎については思いました。整合性が取れなくても生きてる間書きついでくれたことに感謝します。解説の「お婆さん必要」は私もそう思います。また読もう。

  • http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/09/post-791b87.html 「スタイルズ荘」で登場し、「スタイルズ荘」で退場したポワロ。 【スタイルズ荘の怪事件」再読の要ありかもしれません。

  • きゅっぷりん

    ポアロ最後の作品 舞台はデビュー作と同じスタイルズ荘 ポアロ作品たくさんの未読がある中 つい先日『スタイルズ荘の怪事件』を再読し記憶の新しいままポアロ最後の今作へギャップを楽しもうと初読... しかしこの最後の作品を読んだ事に正直後悔 ツマラナイ等の理由ではない ネタバレになるので言えませんが... 個人的には『そして誰も... 』以上の衝撃 未読の方にはポアロの他作品を全て読み終わってからこの作品に手をつける事をお勧めします もし読むとしても何の情報も入れずに読んでいただきたい

  • aoringo

    ポアロ最後の事件。ヘイスティングとの最初の事件であるスタイルズ荘が舞台。何を書いてもネタバレになってしまいそうで感想が難しい...歳をとってもポアロのヘイスティングに対する丁寧なのに失礼な態度は相変わらず、面白い。これまでのシリーズとは全く異色な作品だと思いながら読んでいたが、その結末は衝撃だった。好きな作家は?と聞かれると「アガサ・クリスティ」と答える私だけど、今作でクリスティの人間心理に対する洞察力、観察力は本当に素晴らしいなと改めて感じ入りました。まだまだ未読の作品が残っ→

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