Books

書斎の死体

Agatha Christie

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784151300363
ISBN 10 : 4151300368
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2004
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

書斎に転がる死体なんて探偵小説の中だけ―が、現実に見知らぬ女性の死体が大佐の書斎で発見された。深まる謎を解くため、ミス・マープルが駆り出され、まもなく被害者と“マジェスティック・ホテル”の関係が明らかになるが…クリスティーが「ありふれた設定」を「意外な展開」でみせる渾身作。新訳で登場。

【著者紹介】
アガサ・クリスティー : 1890年、保養地として有名なイギリスのデヴォン州トーキーに生まれる。中産階級の家庭に育つが、のちに一家の経済状況は悪化してしまい、やがてお金のかからない読書に熱中するようになる。特にコナン・ドイルのシャーロック・ホームズものを読んでミステリに夢中になる。1914年に24歳でイギリス航空隊のアーチボルド・クリスティーと結婚し、1920年には長篇『スタイルズ荘の怪事件』で作家デビュー。1926年には謎の失踪を遂げる。様々な臆測が飛び交うが、10日後に発見された。1928年にアーチボルドと離婚し、1930年に考古学者のマックス・マローワンに出会い、嵐のようなロマンスののち結婚した。1976年に亡くなるまで、長篇、短篇、戯曲など、その作品群は100以上にのぼる。現在も全世界の読者に愛読されており、その功績をたたえて大英帝国勲章が授与されている

山本やよい : 同志社大学文学部英文科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • W-G

    隠された事実が露見した瞬間に、人間関係が一変して見える、クリスティのお家芸が遺憾なく発揮されている一冊。ものすごく汎用性の高い芸風なので、これだけで何作も名作をものに出来ているし、実際面白い。メイントリックの方は、現代では使用することが許されない代物で、今の読者であれば真っ先に選択肢から除外するだろうから、そういう意味では見抜くのが困難(-_-;) 場面転換がとても細かく、非常にコンパクトで読みやすいのも良いところ。クリスティの作品全般にいえるが、真相を見抜いたきっかけが曖昧なのだけが少し気になる。

  • 新地学@児童書病発動中

    無関係の大佐の書斎で若い女性の死体が見つかるという意表をついた発端が面白い。さらに若い女性の殺人が起こり、謎は深まっていく。この謎を解くのはご存知ミスマープル。はにかみ屋ですぐ頬を染める人だが鋭い洞察力を持っている。後期の作品にくらべて人物描写に深みがないのは残念だったが、ミステリとしての醍醐味は感じられる作品。さりげない伏線の張り方も見事だった。

  • 中原れい

    先にドラマを見てしまったけど気にならず、原作の良さだけが残った。村でのことを小さく考えず普遍的なこととして整理し記憶することと、その正確さにいつも驚かされる。短編ではそれで終わりだけど長編では「普通のおばあさん」なのを生かしてけっこう走り回っているのも小気味よい。

  • セウテス

    【ミス・マープル】シリーズ第2弾〔再読〕。ある朝、マープルの友人バントリー家の書斎で、夫妻を始めメイドたちも誰一人として見知らぬ、女性の絞殺死体が見つかる。夫人の頼みで、調査に乗り出したミス・マープルであったが、翌日新たな女学生の遺体が発見される。マープルものらしい登場人物の何気ない会話から、謎の全体像を描いていくという推理は中々味がある。気がつけばアッサリと解る事も多いのだが、気づかないと他から推理を組み立てる事が、やたら難しくなるのだ。驚愕というのではないが、ある事実が明かされた時、思わずエッとなる。

  • Tanaka9999

    序文のよるとミステリによくある書斎の死体などを材料にミス・マープル風に料理。最後の謎解きのところで、なるほどあれはこのことの伏線だったのかと、気が付く。なんとなくその体験がうれしい。名前のややこしさで誰が誰だかわからなくなるのも、この本に関しては少なかった。舞台になる場所が少ないのがいいのかしら。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items