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死の猟犬

Agatha Christie

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784151300554
ISBN 10 : 4151300554
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2004
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ベルギーの小さな村に侵入したドイツ兵士を、謎の爆発現象で吹き飛ばしたのは聖女と評判の修道女であった。まもなく、彼女は「死の猟犬」について謎めいた話を始めるが…。超自然現象とそれに絡む犯罪を描いた表題作をはじめ、幻想怪奇をテーマにした異色短篇11篇と映画化された名作短篇「検察側の証人」を収録。

【著者紹介】
アガサ・クリスティー : 1890年、保養地として有名なイギリスのデヴォン州トーキーに生まれる。中産階級の家庭に育つが、のちに一家の経済状況は悪化してしまい、やがてお金のかからない読書に熱中するようになる。特にコナン・ドイルのシャーロック・ホームズものを読んでミステリに夢中になる。1914年に24歳でイギリス航空隊のアーチボルド・クリスティーと結婚し、1920年には長篇『スタイルズ荘の怪事件』で作家デビュー。1926年には謎の失踪を遂げる。様々な臆測が飛び交うが、10日後に発見された。1928年にアーチボルドと離婚し、1930年に考古学者のマックス・マローワンに出会い、嵐のようなロマンスののち結婚した。1976年に亡くなるまで、長篇、短篇、戯曲など、その作品群は100以上にのぼる。現在も全世界の読者に愛読されており、その功績をたたえて大英帝国勲章が授与されている

小倉多加志 : 1934年京都大学英文科卒、1991年没、実践女子大学名誉教授、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • nuit@積読消化中

    【再読】シロマコ…わたしを動かす日本の霊(笑)。ミステリーの女王クリスティによる幻想怪奇をテーマとした異色短編集。超自然現象や降霊会、心霊に奇術師と盛りだくさん。そして謎解きする精神分析医など、何度読んでも面白い。クリスティの世界観で読める幻想怪奇ものはもう堪りません。そして特筆すべきは巻末の風間賢二氏の詳しい解説!これを読むだけでも本書の時代背景やら、非常に分かりやすくお勉強できるのでお勧めです。

  • MICK KICHI

    <マンスリー・クリステイー> オカルトや神秘主義に材を得た異色短編集。死の猟犬◎ 第四の男◎ ラジオ◎ 検察側の証人◎ 超自然現象の発現が意表をついたまま投げ出される表題作。多重人格の女性に纏わる悲劇にアガサの性を感じる「第四の男」パタリロ好きなら「マリネラの吸血鬼」でのリスペクトが大騒動になった「ラジオ」この当たりが秀逸だった。「検察側の証人」は純然たる法廷物だが、結末はある意味ホラーより驚愕する恐ろしさ、インパクト絶大な傑作。

  • chantal(シャンタール)

    【第137回海外作品読書会】オカルトカラーに満ちた短編集。降霊界とか、霊魂とか、幽霊とか、そんな超常現象にまつわる短編ばかりで、なかなか面白かった。最後までほんとにオカルト的なものもあればオチがあると言うか、タネや仕掛けがあるお話もあった。クリスティにしては珍しい作品。最後の「SOS」と言う話の結末が私のこの鈍い頭では理解出来なかった。あれはどう言う意味だったのだろう?疲れて眠い中読んでたからかしら。明日、頭がもうちょっとハッキリしてる時に読み直してみるか😅

  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    本当は「日本の夏は、やっぱり、怪談 洋編」に参加予定も心身ともに優れずにタイムオーバーしながらも再読。この作品集の恐ろしい所は不可解な状況の原因やそれが何を表すかをはっきりと言及されない事にある。明確に明かされない事が読者の各々の想像を掻き立てる。その尤足るものが「アーサー・カーマイクル卿の奇妙な事件」だ。また、暖かな印象のある「ランプ」も見方を変えれば、ホラーなのだ。何故なら、祖父もジェフリーも自然に受け入れている分、現実的に物事に対処してきた自負がある母親には恐ろしい状況であるから。

  • キムチ27

    内容確認せずに選んだ1冊。こーいうの、凄い好き。面白くってめくる手は止まらず💛12の短編、1編を除き皆精神分析が絡んでいる。そういや クリスティが活躍した当時世界的な怪奇幻想ブーム、彼女も然り。以前、ちょいとお勉強した際ラドクリフ夫人を嚆矢としたゴシックロマンスを知った。ディスクン・カーも一時読んだし。とは言え近世の精神論は心理学と心霊主義は同義的解釈、オカルティックそのもの。当作も念動力、透視、憑依、多重人格等多士済々。さすが妖精物語王国 英国ならではと唸る。私的には「最後の降霊会」がぞわっとくる。

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