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死者のあやまち ハヤカワ文庫

Agatha Christie

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784151300271
ISBN 10 : 4151300279
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2003
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

田舎屋敷で催し物として犯人探しゲームが行なわれることになった。ポアロの良き友で作家のオリヴァがその筋書きを考えたのだが、まもなくゲームの死体役の少女が本当に絞殺されてしまう。さらに主催者の夫人が忽然と姿を消し、事態は混迷してしまうが…名探偵ポアロが卑劣な殺人遊戯を止めるために立ち上がる。

【著者紹介】
アガサ・クリスティー : 1890年、保養地として有名なイギリスのデヴォン州トーキーに生まれる。中産階級の家庭に育つが、のちに一家の経済状況は悪化してしまい、やがてお金のかからない読書に熱中するようになる。特にコナン・ドイルのシャーロック・ホームズものを読んでミステリに夢中になる。1914年に24歳でイギリス航空隊のアーチボルド・クリスティーと結婚し、1920年には長篇『スタイルズ荘の怪事件』で作家デビュー。1926年には謎の失踪を遂げる。様々な臆測が飛び交うが、10日後に発見された。1928年にアーチボルドと離婚し、1930年に考古学者のマックス・マローワンに出会い、嵐のようなロマンスののち結婚した。1976年に亡くなるまで、長篇、短篇、戯曲など、その作品群は100以上にのぼる。現在も全世界の読者に愛読されており、その功績をたたえて大英帝国勲章が授与されている

田村隆一 : 1923年生、1943年明治大学文芸科卒、1998年没、詩人、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Kircheis

    ★★★★★ お祭り中に無害そうな少女が殺され、同時に富豪の美人妻が失踪する。そして、それらをポアロが解決するお話。 真相は少しぶっ飛んでいて読者が推理するには不親切な気もするが、個人的には許容範囲。まぁ自分は気付けませんでした(笑) 犯人はいっそ清々しいほどのゲス野郎。ここのところ同情の余地無しの犯人が続いているなぁ。 相変わらずオリヴァ夫人が出てくるとコミカルになる。さもアル中かのような噂を流され、怒るオリヴァ夫人はクリスティ自身を投影してる?

  • こーた

    著者の分身=アリアドニ・オリヴァ夫人によって書かれた、余興としての〈小説〉。死体役の少女がほんとうに殺され、屋敷の夫人は失踪する。クリスティーが小説の内へ入りこみ、その世界の〈現実〉を取りこんで創作した〈虚構〉が、くるっと反転してふたたび〈現実〉の事件となって襲いかかってくる構造が愉しい。美しい田園風景と、それを求めてやってくる観光客。彼らを疎ましくおもう住民の言動には、英国人の排外主義が垣間見えておもしろい。土地と会話の内に巧みに織りこまれたパズルのピースを、外国人のポアロが正しい場所へはめこんでいく。

  • aoringo

    お祭りのゲーム中に少女の死体が発見される。今回はオリヴァ夫人が登場。最後のポアロの謎解きまで犯人も動機も分からなかった。でも、これはそうとう想像力豊かな人でないと解けないのでは。でも読み終わってみるとちゃんと伏線も張ってあるし、しっかりミステリの形となっていてさすがクリスティでした。

  • いっくん

    ポアロ長編27作目。オリヴァ夫人のお誘いでナス屋敷へ向かったポアロ。お祭りで、犯人探しの殺人の余興が行われて…。其々、みんなが違うこと言うから!印象って人其々違うから、ある人は馬鹿だと言うけど、ある人は実はしっかり者みたいに言うし、一体どれが本当なのか翻弄されてました。目眩しが巧み過ぎて、トンチンカンな方向に行ってたけど、真相がわかってから読み返してみると、大胆な伏線にしてやられた感でいっぱいです。面白かった(^_^*)

  • 財布にジャック

    犯人にもかなりビックリしましたが、隠された真実を知って唖然としてしまいました。前半の方で一見無駄なくだりに感じられた文章が、全て伏線だったことを最後の最後に知り、もう一度読み返したくなりました。ポアロも苦戦していた謎解きでしたが、これはポアロより先に謎を解ける人がいたら、尊敬に値するほどの難敵でした。それにしても、許しがたい犯人で読後感が悪いです。

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