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象は忘れない

Agatha Christie

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784151300325
ISBN 10 : 4151300325
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2003
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

推理作家ミセス・オリヴァが名づけ親になったシリヤの結婚のことで、彼女は先方の母親から奇妙な謎を押しつけられた。十数年前のシリヤの両親の心中事件では、男が先に女を撃ったのか、あるいはその逆だったのか?オリヴァから相談を受けたポアロは“象のように”記憶力のよい人々を訪れて、過去の真相を探る。

【著者紹介】
アガサ・クリスティー : 1890年、保養地として有名なイギリスのデヴォン州トーキーに生まれる。中産階級の家庭に育つが、のちに一家の経済状況は悪化してしまい、やがてお金のかからない読書に熱中するようになる。特にコナン・ドイルのシャーロック・ホームズものを読んでミステリに夢中になる。1914年に24歳でイギリス航空隊のアーチボルド・クリスティーと結婚し、1920年には長篇『スタイルズ荘の怪事件』で作家デビュー。1926年には謎の失踪を遂げる。様々な臆測が飛び交うが、10日後に発見された。1928年にアーチボルドと離婚し、1930年に考古学者のマックス・マローワンに出会い、嵐のようなロマンスののち結婚した。1976年に亡くなるまで、長篇、短篇、戯曲など、その作品群は100以上にのぼる。現在も全世界の読者に愛読されており、その功績をたたえて大英帝国勲章が授与されている

中村能三 : 1903年生、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • こーた

    さいごまで読み終えた今なら、面白かった!と云うことになるのだろうけど、トリックもある程度まで予想できてしまう上、謎解き以外の生活や風習もさほど描かれておらず、読んでる最中は余り乗れずに少々ざんねんな読書となってしまった。或いは訳が合わないのかもしれない。雑談にヒントを散りばめる、と云う手法は、さいきんだと伊坂幸太郎なんかが巧いけれど、クリスティーのこれはまだ実験段階と云うかんじがする。結末を知ったうえで再読したら、またちがった印象になるのかもしれない。オリヴァ夫人とポアロのやりとりが相変わらず良かった。

  • 修一朗

    クリスティー最晩年の作品だって。ミセスオリヴァのしゃべりがいかにもな老婦人でポワロもリタイア探偵らしい枯れた雰囲気。会話で話を進めるクリスティー老練の技術だと思う。象は忘れないっていうタイトルほどの復讐劇じゃないかな。北村薫先生がお気に入りミステリ3編の一つに挙げていてやっと読めたのはいいけども今となってはどんなお気に入りだったのか思い出せない。ちなみにあと二つは「9マイルは遠すぎる」と「長い墜落」。回想ミステリとしては「五匹の子豚」を薦めていらっしゃる方が多いのでこれから読みます。

  • 財布にジャック

    約3年ぶりの再読です。何度読んでも切ない事件ですが、探偵作家のオリヴァ夫人の活躍が楽しめる数少ないお話です。題名の「象は忘れない」はインパクトがあり、一度読んだら忘れられない題名です。確かに動物の象は記憶力が良いらしいので、この小説に用いられたのですよね。過去の関係者の記憶を寄せ集めて、真相に近づいていくその過程を楽しむミステリーでした。

  • yu

    Kindleにて読了。ポアロシリーズ。静かに着実に、過去に起きた事件の真相に迫る感じは、確かに「五匹の〜」の世界観に似ている。が、こちらの方が面白かった。大きな起伏はないものの、終わり方がなんともよい心地。ドロドロしすぎていなく、殺人の動機が優しさからくるものだったというのが、ポアロシリーズでは非常に珍しいと感じた一冊。

  • Tanaka9999

    昔の事件を蒸し返すシリーズ。もちろん事件の血縁者にとってはいつまでも問題になることではあるけれど。今回も事件の血縁者の結婚問題から蒸し返すこととなる。いろいろ昔のことを知っている人に話を聞くが、結局ある一人の人物がキーですべてを知っていたのでは。もっとも事件の話はもの悲しい。

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