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無理ゲー社会 小学館新書

Akira Tachibana

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784098254002
ISBN 10 : 409825400X
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2021
Japan

Content Description

きらびやかな世界のなかで、「社会的・経済的に成功し、評判と性愛を獲得する」という困難なゲーム(無理ゲー)をたった一人で攻略しなければならない。これが「自分らしく生きる」リベラルな社会のルールだ。(本書より)誰もが「知能と努力」によって成功できるようになったことで、社会は「(知能の高い)上級国民」と「(知能の低い)下級国民」に分断される。ベストセラー作家が知能格差のタブーに踏み込み「理不尽なゲーム」の正体を解き明かす衝撃作。

目次 : 1 「自分らしく生きる」という呪い(『君の名は。』と特攻/ 「自分さがし」という新たな世界宗教)/ 2 知能格差社会(メリトクラシーのディストピア/ 遺伝ガチャで人生が決まるのか?)/ 3 経済格差と性愛格差(絶望から陰謀が生まれるとき/ 「神」になった「非モテ」のテロリスト)/ 4 ユートピアを探して(「資本主義」は夢を実現するシステム/ 「よりよい世界」をつくる方法)/ エピローグ 「評判格差社会」という無理ゲー

【著者紹介】
橘玲 : 1959年生まれ。作家。『言ってはいけない残酷すぎる真実』で2017新書大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • やすらぎ

    社会が急激に変化する中で人間関係や自己の捉え方も変わる。すべての人が自分らしさを求めて感情のままに生きてしまったら対立はより複雑化する。完全な平等はない。現実と非現実の狭間で囚われた感情は行き先を見失ってしまうだろう。その先に感じる孤独は前進か、それとも無関心という停滞か。誰しも不都合な事実のなかで自らを受け入れることは難しい。自尊心ほど必要でありながら他者を傷つけるものはない。常に川上の水が川下に流れていく。無理ゲー社会を生きる私たちは抗い続けるのか。それぞれの価値観の置き場を探し続けなければいけない。

  • ゼロ

    自分らしさを強要されて疲弊している社会について論じたもの。なぜ、無理ゲー社会かと言えば、日本の若者は高齢化社会を支える罰ゲームを課せられ、1世紀を越える人生を生き、社会的・経済的に成功し、評判と性愛を獲得し、自分らしく生きることを強いられているから。内容は、自分らしく生きること、知能格差社会、経済格差と性愛格差、資本主義について書いてありました。分かるような分からないような話をしていましたが、とにかく未来は明るくなく、今後はもっと「自己責任」を追求してくるので、自分の身は自分で守らなくてはと思いました。

  • 速読おやじ

    橘令の本はタイトルで釣る系が多く、これもそうなのだが、内容は凄く面白くてこの複雑な世界を読み解くカタルシスを感じる。メリトクラシーなんて言葉をさもそれが普通だよ、という言い方をするが、能力はみな平等に与えられているわけでもなく、それは所謂親ガチャで決まってるとしたら?先日読んだケーキの切れない非行少年たちは親ガチャの結果なのか?上級国民という言葉を生み出した著者は、本書でもやはり夢を語ってはくれず、この残酷な社会を何とか生き延びるしかないと結論付けている。でも、方法はある筈。僕は教育で勝負できると思う。

  • こも 零細企業営業

    うむ、、書いてる根底は何となく判るけど。何とも一方的なイメージがする。あと、例えが分かりづらい。その例えも著者、製作者の意図と違う解釈を入れてない?なんかそう感じる文書だった。

  • at-sushi@ナートゥをご存知か?

    生来の遺伝子や環境により、不可避的に広がるモテ/非モテの選別と所得格差。「学歴なんて関係無え!」とイキった所で、突き付けられる現実の何と重い事か。子供には「せめて大学までは出ておけ」と言っておきたい。経済格差を埋めるためのベーシックインカムの発展系のような「負の所得税」や、私的所有に対して課税するCOST等は、SFのような話だが、マイナンバーが全ての個人口座に紐付けられれば有り得るのかも。資本主義の行き着く果てが完璧な共産社会というのも皮肉な話だ。

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