熱い演奏が得意なアートブレイキーだが、ウェインショーターが参加することにより、全体的にモダンなアルバムに仕上がっている。この手のジャケットもブルーノートの得意とするところ。

日本贔屓のアートブレイキーとはいえ、このジャケットのセンスの無さには正直引いてしまう。このため、今まで手を出さなかったのだが、聴いてみたら良質なハードバップなので、もっと早く聴いておきたかった。ジャケットは大事だと思う。

スタジオレコーディングなので、発掘音源とは思えない音質。お蔵入りしていた経緯は不明瞭だが、ハンク・モンブレーの一時的な復帰でリー・モーガンとの共演が楽しめる。

ジャズメッセンジャーズのアルバムの中でも最も充実したものの一つではないでしょうか。よく地味だと言われますが、この時期の実質的音楽監督 であるシダー・ウォルトンの個性も良く出ていると思います。 ７０年代後半頃の米盤で持っていたのですが、どうも荒っぽい音な気がしてこの盤も買ってみました。粗さはだいぶましな気もするのですが、ちょっと薄っぺらくも感じますね。その分、☆一つマイナスしました。演奏内容は満点。

　アルバムタイトルになっている楽曲「Ａ　ｎｉｇｈｔ　ｉｎ　Ｔｕｎｉｓｉａ」のハードな演奏、音の迫力に押される事、間違い無し！先ず聞いて欲しいアルバム１枚です。本アルバムで私はＡｒｔ　Ｂｌａｋｅｙを推す様になりました。

ジャズを聴き始めた当初はこの作品の分かりやすいかっこよさが好きでした。　フロントのリーモーガンに比べゴルソンの演奏者としての評価が分けれたりしますが、多少輪郭がぼやけた感じのテナーですが悪くないと思います。

これが当時未発表なんて、よほどの事情? 個人的にはチュニジアの夜よりも全然イイ＆#9836;

★★★★１／２をあげたいくらい素晴らしく充実したアルバム。 ウィントンもこの頃はよかったねぇ・・・と思えます。 やはり、凡庸な才能ではないのですね。 最近は・・・（何も言わずにおきましょう）。 ブレイキーといえばＢＮというイメージが強すぎるのですが、 コンコードだって、ブレイキーは最高です！ 若者の生き血を吸って、御大は大変に元気です。 ハード・バップ・ファンのマスト・アイテム。

　「Ａ　ｎｉｇｈｔ　ｉｎ　Ｔｕｎｉｓｉａ」 　「Ｔｈｅｏｒｙ　ｏｆ　ａｒｔ」 と聞き所はあります。ハード曲。Ｂｉｌｌ　Ｈａｒｄｍａｎ（氏）、Ｊｏｈｎ　Ｇｒｉｆｆｉｎ（氏）が参加しています。本アルバムでＳａｍ　Ｄｏｃｈｅｒｙ（氏）に興味を持ちました。ハード曲が収録されている分、聞き易いアルバムだとは思いますが中級者以上にお勧めだと思います。