Product Details
ISBN 10 : 4480036288
Content Description
人生が深いよろこびと数々の翳りに満ちたものだということを、まだ知らなかった遠い朝、「私」を魅了した数々の本たち。それは私の肉体の一部となり、精神の羅針盤となった―。一人の少女が大人になっていく過程で出会い、愛しんだ文学作品の数々を、記憶の中のひとをめぐるエピソードや、失われた日本の風景を織り交ぜて描く。病床の著者が最期まで推敲を加えた一冊。
目次 : しげちゃんの昇天/ 父ゆずり/ ベッドの中のベストセラー/ 本のそとの「物語」/ 『サフランの歌』のころ/ まがり角の本/ 葦の中の声/ 星と地球のあいだで/ ひらひらと七月の蝶/ シエナの坂道/ 小さなファデット/ 父の鴎外/ クレールという女/ アルキビアデスの笛/ ダフォディルきんいろにはためいて…/ 赤い表紙の小さな本
【著者紹介】
須賀敦子 : 1929年生まれ。翻訳家・エッセイスト。主な著書に『ミラノ、霧の風景』(白水社、女流文学賞・講談社エッセイ賞)『コルシア書店の仲間たち』『ヴェネツィアの宿』(文春文庫)『トリエステの坂道』(みすず書房、新潮文庫)『ユルスナールの靴』(河出文庫)、『須賀敦子全集』(河出書房新社)などがある。またナタリア・ギンズブルグ、アントニオ・タブッキ、ウンベルト・サバなどの訳書の他、川端康成、谷崎潤一郎などの作品のイタリア語訳がある。1998年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ケイ
読了日:2018/08/16
新地学@児童書病発動中
読了日:2014/11/08
アン
読了日:2020/09/16
kaoru
読了日:2022/12/22
はたっぴ
読了日:2016/04/08
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