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Matthaus-Passion : Sigiswald Kuijken / La Petite Bande, C.Genz, van der Crabben, Samann, etc (3CD)

Bach (1685-1750)

User Review :5.0

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
CC72962
Number of Discs
:
3
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description


『マタイ』録音史に残る名盤
クイケン&ラ・プティット・バンドの研ぎ澄まされた演奏が単独で再登場!


名盤として知られるシギスヴァルト・クイケン&ラ・プティット・バンドによる2009年録音の『マタイ』。CD9枚組の宗教作品集(2022年リリース)に収録されてはいるものの、しばらく単独での流通がなかったところにうれしい再発売です。
 ソリストが合唱パートもこなし、オケは少人数に切り詰められ、研ぎ澄まし磨き上げられた演奏です。少年合唱をソプラノに置き換えるなど発表当時は賛否両論な面もありました。しかしすべては、作品を堅苦しいアカデミズムに陥らせるのではなく、真に生きたものとして響かせんとする姿勢からきているのであり、だからこそ今もなお鮮烈な名演として評価され残り続けているのでしょう。『マタイ』録音史に輝く名盤です。

※2019年発売のハイブリッド盤(CC72821)は廃盤になっております。(輸入元情報)

【収録情報】
● J.S.バッハ:マタイ受難曲 BWV.244


 ゲルリンデ・ゼーマン(ソプラノ1)
 マリー・クイケン(ソプラノ2)
 ペトラ・ノスカイオヴァ(アルト1)
 パトリツィア・ハルト(アルト2)
 クリストフ・ゲンツ(テノール1、福音史家)
 ベルンハルト・フンツィカー(テノール2)
 ヤン・ファン・デル・クラッベン(バス1、イエス)
 マルクス・ニーダーマイア(バス2)
 エミリエ・デ・フォフト(リピエーノ、下女、ピラトの妻)
 オリヴィエ・ベルテン(ペテロ、ピラト、祭司長2)
 ニコラス・アクテン(ユダ、大祭司カヤバ、祭司長1)

 ラ・プティット・バンド
 シギスヴァルト・クイケン
(指揮)

 録音時期:2009年4月5-9日
 録音場所:ベルギー、ルーヴェン、プレディクヘーレン教会
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

Customer Reviews

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Comprehensive Evaluation

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バッハの音楽をOVPPで演奏される事も世界的...

投稿日:2016/06/24 (金)

バッハの音楽をOVPPで演奏される事も世界的に見て珍しい事ではなくなってきた。クイケンの演奏はマタイを初めてOVPP編成で録音したマクリーシュ盤の様にテンポ変化で緩急をつける事はせずに、実に丁寧に一音一音が吟味されている。テキストの発語も丁寧(但し、他の方のレビューにもあるが1曲目のコラールはもう少し聴こえた方が良いけど)。歌い手やオケの質が全て高く、同じ次元で音楽を作り上げている様に聞こえる。また、歌い手たちが傑出したソリスト(例えばマーク・パドモアやゲルト・テュルク、ロビン・ブレイズやアンドレアス・ショル、ピーター・ハーヴェイやペーター・コーイ、ナタリー・シュトゥッツマン、キャロリン・サンプソン、ジョアン・ラン・・・等)の様な名唱とまではいかないも、声の個性が良く出ていて、出てくる登場人物たちの姿が自然と浮かびあがってくるかのようでもある。クイケンが参加したレオンハルト盤はマタイの至高の名盤だが、どちらかと言うと器楽とソリストの素晴らしさが出ていて、コーラスに関しては言葉のアーティキュレーションがこなれていない感はあった。しかし、クイケン自身がリードした当盤はそういった事は全くなく、どのセクションも本当に過度になり過ぎない抑制された美しい造形があって感動的だ。勿論私自身はガーディナーの様な音の造形を少し壊してでも作品の内面を徹底的に炙り出す演奏にも惹かれるけれど、これはこれで素晴らしい演奏である事は間違いない。

singet225 さん | 岐阜県 | 不明

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最初からびっくり。これはすごいわ。でも間...

投稿日:2014/03/24 (月)

最初からびっくり。これはすごいわ。でも間違ってもこれを最初のマタイとしては買わないように。リヒターと対極にあるが、それはリヒターを聴かないとわからないから。こういうのは日本語の詳しい解説が読みたいけれど、国内盤では出せないのだろうな。

聖オーガスティン さん | IRELAND | 不明

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これまではアーノンクールの新盤が愛聴盤で...

投稿日:2012/03/21 (水)

これまではアーノンクールの新盤が愛聴盤でしたが、クイケンの一層深化した考察とこの上なく美しい音作りに軍配が上がります。評価とすれば「この上なく美しい」の一言で足りると思われます。戦後のマタイ演奏の主流だった「キリストの背負った重荷を分かち合う」辛さはあまり感じられず、あたかもキリストが人類に残した愛を表現しているようです。イースター前にぜひ一度お聞きになってください。

Ibsatoshi さん | 東京都 | 不明

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