Books

上方落語ノート 第四集 岩波現代文庫

Beicho Katsura

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784006023225
ISBN 10 : 4006023227
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
桂米朝 ,  

Content Description

上方落語をはじめ広く芸能・文化に関する論考・考証を収め、桂米朝の代表作として名高い『上方落語ノート』の四集を文庫化。「「算段の平兵衛」考」「ネタ裏おもて・その四」「考証断片・その四」「風流昔噺」「橋本鐡彦氏との対談」などのほか、青蛙房版刊行後の雑誌連載分も併せて収める。全四集。解説・矢野誠一


[目次]


中国産の落語
一枚の切符
「算段の平兵衛」考
「狸の化寺」の解説
森幸児師のこと

ネタ裏おもて・その四
 ぶらりしゃらり/「長名」の原典/「三年酒」の原典/やえん後家/「うちがえ」という意味/雅興春の行衛

考証断片・その四
 「風の神送り」補足/親は無いか/ちょっとした訂正/てんのじ村/火吹きダルマ/瓢看板灸点

ざつろく
 八代目柳枝/竹川森太郎/巴家寅子/演題ちがい/西洋床

風流昔噺
 『風流昔噺』解題/風流と昔噺という言葉/松光という名前

橋本鐵彦氏との対談
 吉本入りのきっかけ/吉本の芸人たち

補 遺
 落語と若柳流/吉慶堂李彩/立花家扇遊/珍品の富札/ざつろく/ホニホロ/金子光晴

解説 米朝さんとの五十二年……………矢野誠一

【著者紹介】
桂米朝 : 1925‐2015。落語家。重要無形文化財保持者(人間国宝)、文化勲章受章。作家・正岡容に師事し、その勧めで四代目桂米團治に入門、三代目桂米朝を名のる。六代目笑福亭松鶴らとともに、戦後上方落語の復興に尽力した。上方芸能研究・評論でも定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • gonta19

    2020/8/29 楽天ブックスより届く。 2022/9/5〜9/7 桂米朝師の落語ノートの最終巻。 吉本の元社長との吉本黎明期に関する対談などは非常に面白かった。

  • fwhd8325

    米朝さんは、埋もれていた噺を掘り起こして高座にかけていたことも有名です。この第四集では、そんな掘り起こしの姿が前面に出ていると感じました。「風流昔噺」にある噺を一つ一つ解いていく解説はかなり読み応えのあるものです。元吉本の社長橋本鐵彦さんとの対談はいにしえの芸人の姿が浮かぶような楽しさです。

  • 浅香山三郎

    上方落語ノートシリーズの第4冊目。本書の内容も、むかしの大阪の町の話、出会つた藝人たち、ネタの考証とバラエティに富む。『風流昔噺』といふ幕末の噺家が書いたネタの覚へ帳から、失はれた噺や分からなくなつたオチを推理する。本書の核をなす、米朝師ならではの仕事である。ほかの文章もみな良いが、大阪の失はれた仕事を回顧した「一枚の切符」が印象深い。

  • やまねっと

    落語のこともそうだが、上方の演芸全般に書かれている。 買った時や読んでいる途中になんでこんなものを買ったんだと思うほど現代的に言えば、オタク的なことが書いてある。 米朝師匠は物知りで思考的に学者のような方であったのだなと本書を読んでいても思う。 上方演芸を学ぶ人はこのシリーズを読んでいないとモグリだと思うほど、この世界を学ぶときは通っていなければならない関所の様な書物である。 わからないことも多々あったが、知識欲を刺激される大層な本であった。

  • Tatsuo Ohtaka

    江戸時代のネタ帖「風流昔噺」解題のもの凄さに圧倒される。ネタの一言説明とオチしかない手書きの覚え書から、現行のタイトルや内容を突き止めるのだから、ただ感心。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items