Product Details
ISBN 10 : 4788508877
Content Description
アメリカでの投獄、戦時下の捕虜虐殺と慰安所運営、60年安保とベトナム反戦、丸山真男や吉本隆明との交流…。戦争から戦後を生き抜いた知識人が、戦後60年を前にすべてを語る。
目次 : 原点としての生立ち/ ジャワでの捕虜殺害/ 「従軍慰安婦」との関わり/ 八月十五日の経験/ 占領改革と憲法/ 『思想の科学』の創刊/ 丸山真男と竹内好/ 五〇年代の葛藤/ 戦争責任と「転向」研究/ 六〇年安保/ 藤田省三の査問と女性史の評価/ 吉本隆明という人/ アジアの問題と鶴見良行/ 全共闘・三島由紀夫・連合赤軍/ ベ平連と脱走兵援助
【著者紹介】
鶴見俊輔 : 1922年、東京生まれ。哲学者。15歳で渡米、ハーヴァード大学でプラグマティズムを学ぶ。アナキスト容疑で逮捕されたが、留置場で論文を書き上げ、卒業。交換船で帰国し、海軍ジャカルタ在勤武官府に軍属として勤務。戦後、丸山真男などと『思想の科学』を創刊。アメリカ哲学の紹介や大衆文化研究などのサークル活動を行なう。京都大学、東京工業大学、同志社大学で教鞭をとる。60年、安保改定に反対し、市民グループ「声なき声の会」に参加。65年、べ平連に参加し、アメリカの脱走兵を支援する運動に加わる。70年、警官隊導入に反対して同志社大学教授を辞任。主な著書に『戦時期日本の精神史』(岩波書店、大仏次郎賞)、『夢野久作』(リブロポート、日本推理作家協会賞)など。1995年度朝日賞受賞
上野千鶴子 : 1948年、富山県生まれ。京都大学大学院社会学博士課程修了。平安女学院短期大学助教授、京都精華大学助教授などを経て、現在、東京大学大学院人文社会系研究科教授。専門は女性学、ジェンダー研究で、この分野の指導的理論家の一人。主な著書に『近代家族の成立と終焉』(岩波書店、サントリー学芸賞)など
小熊英二 : 1962年、東京生まれ。1987年東京大学農学部卒業。出版社勤務を経て、98年東京大学教養学部総合文化研究科国際社会科学専攻大学院博士課程修了。現在、慶応義塾大学総合政策学部助教授。主な著書に『単一民族神話の起源』(新曜社、サントリー学芸賞)、『“民主”と“愛国”』(新曜社、日本社会学会奨励賞、毎日出版文化賞、大仏次郎論壇賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Book Meter Reviews
こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。
powered by
どんぐり
読了日:2021/06/05
おさむ
読了日:2020/02/26
みねたか@
読了日:2019/12/06
Aya Murakami
読了日:2018/06/10
秋 眉雄
読了日:2019/08/21
(外部サイト)に移動します