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荒涼館 1

Charles Dickens

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784003724019
ISBN 10 : 4003724011
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「おまえはおかあさんの恥でした」―親の名も顔も知らずに育ったエスターと、あまたの人を破滅させる「ジャーンダイス訴訟」。二つをつなぐ輪とは何か?ミステリと社会小説を融合し、貴族から孤児まで、一九世紀英国の全体を描きだすディケンズの代表作。

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • のっち♬

    長年続くジャーンダイス対ジャーンダイス裁判の関係者の家政婦になったエスター。全知三人称とヒロイン一人称の視点を入れ後にした前代未聞の構成で、切れ切れな序盤の進行は「霧」のように掴み所がない。他にも「生きて自由の身にならない」鳥籠の鳥たち、「成分や原因は誰にもわからない」のに溜まる泥、社会病巣のメタファーは豊富で余念がない。こんな英国を揶揄した題名に直結するだけに『暗い家』を省みない望遠鏡的博愛の描写は強烈。更には友人に寄生する者、裁判に入れ込む者など、『荒涼館』の住民は行き過ぎた「心づもり」を抱えている。

  • やいっち

    フランク・M・スノーデン著の「疫病の世界史(上)――黒死病・ナポレオン戦争・顕微鏡」に拠ると、天然痘(痘瘡)が重要な鍵になってる。18世紀や19世紀のヨーロッパでは天然痘があまりに当たり前に流行っていて、小説でも物語の展開の小道具にさりげなく使われていて、読み過ごしがちらしい。印象的な場面なので、さすがに読み過ごしはしない。ただ、容貌が醜く激変したのは天然痘のせいだとは明確じゃない(明記するまでもなかった)。

  • momogaga

    10年近く読む機会を窺っていました。今回読み始めたきっかけは、コミュニティ「Bleak House by Charles Dickensをゆっくり読む」です。ジャーンダイズ訴訟というブラックホールに呑み込まれた人びとのミステリーを楽しみながら、大長篇の一幕目を完了。

  • Ryuko

    厳しい代母に育てられたエスター、優しく気の毒な人に手を差し伸べずにはいられないジャーンダイス、その親戚で親を亡くしたエイダ、エイダの従兄リチャード、慈善活動に異常なまでにのめりこむ婦人、貧しい孤児、気の毒なお年寄り、能天気な音楽家、、、とりあえず1巻は登場人物の多さについていくのに精いっぱい。巻頭の登場人物紹介50音順で助かった。エスターが主人公らしい。次巻へ。

  • 道楽モン

    年末年始は古典の大物に挑戦と意気込んでます。今回はディケンズ。初刊行は1852年、時代ではヴィクトリア朝の全盛期にあたり、植民地政策による経済的にも最も元気だった社会で生み出された作品。当然ながら貴族と貧民の経済格差はもの凄い。これを背景にして描かれており、官僚主義もいい加減にしろという馬鹿げた裁判制度に人生を破壊されている人々、貴族社会での名声を得るための本末転倒の慈善家など、どこまで当時の現実を反映しているのか興味深い。デフォルメされた皮肉にしても、あまりに酷い。登場人物が出揃って第1巻は終了。

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