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Symphony No.8, In Nature's Realm : Marek Stryncl / Musica Florea (2023)

Dvorak, Antonin(1841-1904)

User Review :5.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
F10285
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description


ドヴォルザーク:交響曲第8番、序曲『自然の中で』(2023年ライヴ)
マレク・シュトリンツル&ムジカ・フロレア


チェコの「ARTA Music」がリリースする、マレク・シュトリンツル(Marek Stryncl)[1974-]と彼が1992年に創設したピリオド楽器オーケストラ「ムジカ・フロレア(Musica Florea)」によるドヴォルザークの交響曲第8番と『自然の中で』。このコンビは交響曲第8番を2005年にもレコーディングしていましたが、今回は新たにおこなわれたライヴ収録。

古典派までの作品は、その時代の楽器(時代楽器、ピリオド楽器)で演奏されることが当たり前のようになってきましたが、最近ではロマン派の作品でもそうしたケースが増加中です。
 今回登場するシュトリンツル指揮ムジカ・フロレアによるドヴォルザークの交響曲第8番と序曲『自然の中で』は、2023年1月発売の交響曲第7番、狂詩曲イ短調に続くリリースとなるものです。

【チェコの古楽器オーケストラ】
指揮者でチェリストでもあるマレク・シュトリンツルが、バロック音楽の演奏を目的として1992年に創設したチェコのピリオド楽器オーケストラ「ムジカ・フロレア」は、西欧の一流どころに匹敵する高水準の演奏が、演奏会やCDなどでに高く評価されてきました。 バッハやヘンデル、ビーバーといった有名どころに加え、自国のゼレンカやヴェヤノフスキー作品も積極的にとりあげてきました。(HMV)


【収録情報】
ドヴォルザーク:
● 序曲『自然の中で』 ト長調 Op.91, B.168
● 交響曲第8番ト長調 Op.88, B.163

 ムジカ・フロレア
 マレク・シュトリンツル
(指揮)

 録音時期:2023年10月
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)


Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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ピリオド楽器オケが19世紀、ロマン派の音楽...

投稿日:2024/04/21 (日)

ピリオド楽器オケが19世紀、ロマン派の音楽でも新鮮な演奏を披露することは、昨年大評判になったヴァーツラフ・ルクスとコレギウム1704による『わが祖国』全曲のディスクでも証明済みだが、ムジカ・フロレアによるドヴォルザーク作品の録音もいずれも見事。彼らはこの交響曲第8番を2005年にも録音しており、弦の編成が小さい(今回録音のメンバー表によれば9/8/6/5/3)ことにより、管楽器やティンパニが良く浮き立って聞こえるというHIPらしさは前回録音でも聞かれたが、18年ぶりの再録音はこの間のドヴォルザーク交響曲全集録音(特に第5番、第9番『新世界より』が目覚ましい)を踏まえて、テンポに関して、前回とは全く違ったアプローチを採っている。私にとってはドヴォルザーク交響曲中最愛の作品である第8番は第1楽章冒頭のチェロが主奏する主題に代表されるような、息の長い歌謡主題とリズミックな楽想の織り合わせによってできている名曲。今回、シュトリンツルが採用したのは、楽想に応じてテンポを柔軟に変えるという、曲の要求に応じた、いわば当然な戦略。インテンポという概念は両大戦間の「新即物主義」世代の発明であり、18世紀や19世紀の音楽にはもともとほぼ無かった発想だから、これも「先祖返り」の演奏と言える。たとえば第1楽章では、故意にテンポを落とした展開部からアッチェレランドしつつ再現部に持ち込むあたり、面白いがまことに理にかなっている。コーダも少しタメを作ってから、急速な終結部に突入する。終楽章では自在なアゴーギグが、ホルンのトリルがめざましい例の変奏曲第2楽想でまさしくパロディックな、抱腹絶倒の効果を生んでいる。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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