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コロンブスからカストロまで 1 カリブ海域史、1492-1969 岩波現代文庫

E.ウィリアムズ

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784006003074
ISBN 10 : 4006003072
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ほぼ五世紀にわたって帝国主義に深く侵され、分断されてきたカリブ海域全体に対象をすえたこの通史は、トリニダード島生まれの黒人歴史家であり、すぐれた政治指導者でもある著者の鋭い感性と、長年にわたる研究蓄積が、見事に総合されたものである。分冊(1)は、一八世紀末のハイチ奴隷革命までを扱う。

目次 : 西へむかって出帆!/ クリストファー・コロンブスと西インド諸島の発見/ 金と砂糖/ 白人の資本と有色人の労働/ スペインの植民地政策/ 植民地ナショナリズム/ ヨーロッパの闘技場/ 白い貧民/ 王様の名は砂糖/ 資本主義と奴隷制/ 排他主義―重商主義諸国の植民地政策/ 白い植民地人と黒い植民地人/ 汚名をそそげ!/ くたばれ、植民地主義―アメリカ独立革命/ くたばれ、植民地主義も奴隷制も―ハイチ革命/ ハイチ革命以後の植民地主義と奴隷制

【著者紹介】
E.ウィリアムズ : 1911年、イギリスの植民地下にあったトリニダード島に生まれ、オックスフォード大学にすすむ。1939年から合衆国に滞在し、48年帰国。56年政党PNM(People’s National Movement)を組織し、同年首相となる(〜81年)。62年トリニダード・トバゴ共和国として独立。81年没

川北稔 : 1940年生まれ。大阪大学名誉教授。イギリス近代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ゲオルギオ・ハーン

    『奴隷』と『自由貿易』をキーワードにカリブ海域の歴史をまとめた一冊。内容的には産業や経済に焦点を当てている。カリブ海域植民地化のパイオニアでもあったスペインは貿易港をセビーリャ一港に限定する保護貿易を展開し、カリブ海の島々で生産した砂糖やメキシコからの財宝を独占しようとするもフランス、イギリスの海賊船に攻撃され、弱っていく。島々での砂糖プラント経営はフランス人やイギリス人が中心になっていき、砂糖の生産、欧州への輸出により英仏は経済的に成長していく。

  • newborn

    欧州のカリブ植民地の政策に対して多くの言及がなされている。特に経済的な話が本書の大部分を占めており、植民地の政治構造や奴隷、砂糖プランテーションの勉強になる。欧州が西インド諸島を採算性の高い植民地として認識しており、他のそれより高い評価を与えていた事はこの本から学んだ意外な事実でした。重商主義政策は輸出額を輸入額より高く維持する事で国富を蓄える思想ですが、国内の消費量を自前で生産し、輸入量を減らしつつ、余剰を輸出に回す政策を意識していた各国にとって高い需要を持つ砂糖はまさに重商主義政策とマッチしていた。

  • Toshiaki Konishi

    砂糖と奴隷と貿易と政治。 欧米はこのころと何も変わっていないと分かる。

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