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新・平家物語 16 吉川英治歴史時代文庫

Eiji Yoshikawa

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784061965621
ISBN 10 : 406196562X
Format
Books
Publisher
Release Date
October/1989
Japan

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Book Meter Reviews

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  • ちゃいろ子

    平太の青春時代。そして平家の棟梁としてのし上がって行く姿。 吉川氏の描く清盛は鷹揚で細かいことには拘らない大きな人で。 読んでいて楽しかった。 そして平家にあらずんば、、な時代に あっても静かに力を蓄えてきた源氏。 義経を慕って、いつの日かと夢みてきた草の実党の仲間たち。 頼朝と北条家。 そして様々な女性たち。 崇徳天皇の悲しい運命や麻鳥。 思い出すと様々な魅力的な人々が。 ラストはその麻鳥と蓬。 表紙のイラストは吉野桜を見ながら義経たちを想い、平家の、源氏の、栄枯盛衰の悲しさを想う2人だったのですね。

  • Kiyoshi Utsugi

    16巻では、潜伏した源義経が奥州の藤原秀衡を頼って落ち延びていくとことから、秀衡が亡くなり嫡子の泰衡に攻められて自害するところ。更にその泰衡が源頼朝によって攻められ藤原氏が滅びます。 その頼朝も落馬してその後亡くなります。 最後の章が「吉野雛の巻」となっていたのが、最初分からなかったのですが、最後麻鳥と蓬夫妻が吉野山で語り合うところで終わっていたにで、なるほどと思いました。 平家、源氏、北条氏と結局は同じことを繰り返すというのが、虚しい世の中って感じがしました。

  • 金吾

    源氏や御家人のその後を見ると生きるのは何なのかを考えてしまいます。かなりの大作であり、ほどよい脚色もあり面白い話でした。最後は少しジーンとしました。

  • シュラフ

    読むべし、この作品。すごい作品だ。多くの登場人物たちが語るその心情を吐露する言葉の数々は、われわれの胸にぐさっとくる。シェイクスピア作品に負けず劣らず、と言ってよい。また、保元・平治の乱を体験した、麻鳥の老夫婦の述懐は、大きな感動をもって「人間の幸福とは、人間とはいかに生きるべきか」について問いかけてくる。トルストイの『戦争と平和』よりもずっと胸をゆさぶられた。文学のテーマが「人間社会の中での個人の生き方の追求」とすれば、この作品を読んだ後の生きざまは確実に変わるだろう。この作品に出会った私は幸せだ。

  • 崩紫サロメ

    久々に通読ー!義経の最期、頼朝の急死など、『平家物語』のその後を描く。源平の争乱を描いた物語でもあり、その時代を医師として彼らの生涯に寄り添った麻鳥の物語でもある。何しろ崇徳院に仕えていたのに頼朝の死まで見届けているのだから。戦後まもなく書かれた作品で、多くの読者が麻鳥と自分を重ねるように読んだのだろうか。時々「近代的」と違和感を覚えるところもあったが、逆に言えばそこにリアリティがあるのだろう。

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