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黒田如水 角川文庫

Eiji Yoshikawa

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041009505
ISBN 10 : 4041009502
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2013
Japan

Content Description

激しい戦国の世で、御着城主・小寺政職は、東に織田信長、西に毛利輝元の勢力に挟まれ、身の振り方をどうするか決断を迫られていた。彼に仕えている若き家老・黒田官兵衛は、織田側につくことを提案。その結果、官兵衛が使者として信長がいる岐阜へ赴く。さっそく信長との仲介を羽柴藤吉郎へ頼みに行くと、軍師・竹中半兵衛に引き合わされる。それは、官兵衛にとって、運命の歯車が廻り始めた瞬間だった…。

【著者紹介】
吉川英治 : 本名、吉川英次(ひでつぐ)。明治25(1892)年、神奈川県に生まれる。明治43(1910)年、勤めていた横浜ドックでの事故で九死に一生を得たのを機に上京し、蒔絵師の徒弟となる。また井上剣花坊門下の一員となり、“雉子郎”の号で川柳家としても名を成す。大正10(1921)年、東京毎夕新聞社に入社。昭和35(1960)年、文化勲章受章。昭和37(1962)年、永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • かいと

    官兵衛が荒木村重につかまっていた時に、官兵衛の家臣が助けに来ていたところが良かったです。中国大返しの所が本にあったのかよくわからなかった。

  • イプシロン

    優れた日本語の文章は、読んでいるだけで楽しかった。さすがは吉川英治だと惚れぼれした。ヴェルレーヌは、語句の選択が音楽性と霊感をよび醒ますと言っているが、吉川の文章にはきっと詩的なものがあるのだろう。パトスとエートスが心の襞を揺らし、厳かにロゴスが霹靂と降ってきたからだ。天命を知ることの重要さが、夏の雷雨のなかに鳴り響いたのだ。倫理の間違いを正さんという轟音である。「友の情け」の章がそれだ。主従と親子の関係を同一視していた官兵衛の過ちを諫める竹中半兵衛。本著で吉川が言わんとすることは、これに尽きるであろう。

  • Gummo

    2014年の大河ドラマの主人公・黒田官兵衛の青年時代を描いた作品。見所はやはり、有岡城での壮絶な幽閉生活と家臣らによる救出物語、そして子・長政を巡る竹中半兵衛との友情物語であろう。今では広く知られている話かもしれないが、吉川英治お得意の読者の感情に訴えかけてくるような筆致で語られると、これがもう泣けるのである。自身を裏切った主君の子孫を庇護し、明治維新まで家を存続させるとは、何と忠義に厚い男だろうか。 ★★★★☆

  • いっちゃん

    三国志でお世話になった、吉川さん。久しぶり。大河ドラマとは違う官兵衛かっこ良い。歴史小説は、史実に残っているものを脚色してるわけだから、書く人によって、性格や解釈が変わるのも仕方ない。誰にスポットをあてるのかでも、全く違っておもしろい。読むの時間かかるけど、やっぱり歴史小説好き。それにしても、昔の男子の潔さ、天下統一のその後(平成)を知ったら愕然とするんやろうな。真逆やもんね…

  • シン

    多くの黒田官兵衛を扱った作品を読みましたが、吉川英治の黒田如水は一冊の本としてはかなり読みごたえがありました。吉川作品では「宮本武蔵」がお気に入りですが、それとも異なり、内容は濃かったと思います。また、他の黒田官兵衛とは異なり、二兵衛のもう一人「竹中半兵衛」が有岡城から官兵衛が救出された後も存命だったというストーリーで新鮮に感じました。ただ官兵衛と半兵衛の年譜を調べてみましたが、やはり官兵衛が救出される前に半兵衛は亡くなっていたのは確かなようです。吉川英治の官兵衛と半兵衛への思いがそうさせたのでしょうか?

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