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俺の人生まるごとスキャンダル グルダは語る ちくま学芸文庫

Friedrich Gulda

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480511737
ISBN 10 : 4480511733
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「どの瞬間においてもそれが命がけであるかのように弾かなくちゃいけない」「モーツァルトはテクニックの点ではごくわずかな例外をのぞいてむずかしくはない。むずかしいのは解釈なんだ」「グールドの“イタリア協奏曲”はヘタだしまったく間違っている」「批評家のお歴々が言う現代音楽は「現代」でもなく「音楽」でもない」―。クラシックの枠にとどまらず、さまざまなジャンルの音楽を分け隔てなく愛し、聴衆を楽しませることに心血を注いだ自由自在の巨匠ピアニスト、グルダ。自らの演奏や同時代の演奏家・批評家、愛弟子アルゲリッチ、ピアノメーカーの音色の違い等、歯に衣着せず、縦横無尽に語る!

目次 : 1 異端の肖像―「異端」とはマトモと読む/ 2 グルダという「ジャンル」―俺はいつもグルダを弾く/ 3 “間奏曲”―それ以前のグルダ/ 4 ジャズからの飛翔―無規範をプリンシプルとして/ 5 ウィーンの伝統と病―俺はウィーンの自殺者のひとりにはなりたくない/ 6 “女性たちとの組曲”―すべては女のためである/ 7 “革命”―七十年代への前奏曲/ 8 “変容”―八十年代での新たなる「肯定」/ 9 エピローグ―もうやめにしようか

【著者紹介】
フリードリヒ・グルダ : 1930‐2000年。ウィーン出身の20世紀を代表する大ピアニスト、作曲家。バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンなど、クラシックの名盤を数多く残したが、クラシックにとどまらず、ジャズや即興演奏でも名声を博した

田辺秀樹(1948-) : 1948年生まれ。一橋大学名誉教授。専門はドイツ文学、音楽文化論。自らもピアノを演奏し、「酒席ピアニスト」としてCDもリリースしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • tom

    グルダというピアニスト、昔聞いたことがある。最近名前を聞かないと思ったら、30年も昔に亡くなっていた。その彼のお喋りをまとめたもの。父は涙ぐましい努力をする下手くそチェロ弾き、母は才能のあるピアノ弾き。彼は、24歳のとき、ベートーベンのソナタ8曲仕上げていたけれど、それから3か月後、残りの24曲を仕上げたと語る。俺は天才だという口ぶりなんだけど、天才というものはこういうものかと思わせる。その後は、ジャズをやり、即興演奏をやり、サキソフォンとブロックフレーテも。音楽のやり放題を生きた人。うらやましいねえ。

  • '75s'85s

    軽く通勤タイムに読めて面白かったです。チックコリアさんとのデュエットの録画を持ってたので、聞いてたら、結構ECM的っていうか、「レターフロームホーム」や「ファーストサークル」のパットメセニーグループの感じもあるな〜、な〜んて思い、とは言ってもライルメイズさんも2009年にブルーノートで見た時は、物凄く上手くて、右手と左手と分離してるのもよく分かったし、だったんですが、、、そういってみたら、10代の頃クラシック曲でベートーベンの「皇帝」だけ、たまに聞いてたんですが、そのピアノがグルダさんでした。

  • ひでお

    グルダの演奏は実演で聴くことはできませんでしたが、黒田恭一さんのラジオ番組で何度か聴き、CDを購入したことがあります。本書を読むとその演奏以上にユニークな発想だったのだと思います。ジャンルを超える、とよく言われますが、グルダにはそもそもジャンルの垣根がなかったのでしょうね。そこがまた、クラシックを聴いてきた身には輪郭がぼやける原因でもありますが。またCDを探し出して聴き直して見たくなりました。

  • yasuhitoakita

    最高にご機嫌なこの本でご機嫌な週末が過ごせた。ありがとう。

  • tanikenn

    とんでもなく凄い音楽家(゚o゚;; あまりにも素直に語っていてたじろいでしまう 最後ちょっと音楽シーンに対するグチっぽくなるが、すべての発言に思わずうなずいてしまう ああ 私も私なりにがんばろっと💦

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