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にわか大根猿若町捕物帳 光文社文庫

Fumie Kondo

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784334743895
ISBN 10 : 4334743897
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2008
Japan

Content Description

芝居小屋が軒を連ねる江戸は猿若町。上方への巡業から戻った人気女形が、なぜか突然大根役者になっていた。そんな折り、その幼い息子が不審な死を遂げて…。続いて起きた謎めいた出来事につながりはあるのか?(「にわか大根」)南町奉行所の同心・玉島千蔭。男前だが女心にはちとうとい。けれども事件となれば名推理が冴える。江戸情趣溢れる連作時代ミステリー。

【著者紹介】
近藤史恵 : 1969年大阪府生まれ。大阪芸術大学文芸学科卒業。’93年『凍える島』で鮎川哲也賞を受賞しデビュー。2008年『サクリファイス』で大薮春彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ダイ@2019.11.2〜一時休止

    猿若町捕物帳その3。連作短編集。どんどん主要キャラが増えてきている?。一番気になるのは千蔭の縁談は結局どうなる?。

  • へロム

    一巻目の主要登場人物の個性がますますイキイキと描かれ、お駒さんなど新たな登場人物も物語をより一層面白くしている。謎解きも人としての弱さや情が引き起こすもので、その辺りの心理描写が近藤史恵さんの真骨頂だと思った。このシリーズぜひ長く続いて欲しい。【図書館本】

  • りゅう☆

    吉原で3人の遊女が不審な死を遂げた。3人の繋がりは雀。実は巴之丞が「吉原雀」を演じていた。何か関係あるのか? / 巴之丞のライバル的若手女形が巡業後、芝居下手になっていた。ある日彼の息子が転落死した。事故か?まさに彼が演じたのが「にわか大根」 /自堕落な生活を送る船芝居役者の相方の死体が天水桶で発見。誰もが認める善人を誰がなぜ殺す?そこに隠れてるのは愛だった「片陰」。短編を通じてお駒の従姉おふくが登場したり、梅が枝との距離が縮まってきたり。仕事っぷりは男前だけど女に関心なくタジタジな面を持つ千蔭が魅力的。

  • 財布にジャック

    1作目より2作目、2作目より3作目と、このシリーズは着実に魅力がアップしてきてます。今回は3つもお話が入っていて盛り沢山で、ラッキーでした。しかし、この微妙な終わり方は罪ですよ、近藤さん!どうしてくれるんですか?千陰と梅が枝の今後が気になるので、次も早めに読めって言われてるみたいで焦ります。仏頂面の千陰さんが、回を重ねる毎に素敵に見えてきました。

  • 藤枝梅安

    シリーズ3作目。3つの連作短編。主人公は同心・玉島千蔭だが、彼を動かすのは、梅が枝、お駒、平野屋のおふくなど、当時は身分的に不自由だった(はずの)女たち。3つの物語も、女たちが鍵を握っている。お駒を「母上様」と呼び従う千蔭。事件が解決したののもつかの間、梅が枝からとんでもないものを託された。まだまだ厄介は続きそうである。女が不自由な時代は、つまり男にとっても不自由な時代だった。しかし、その中で誠意を尽くそうとする人々を八十吉の視点から描き、作者は現代の不自由さのなかで生きる私たちに寄り添ってくれている。

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