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赤い蝋人形 山田風太郎傑作選 推理篇 河出文庫

Futaro Yamada

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309418650
ISBN 10 : 4309418651
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

夜は魂ほどに暗くない―電車火災事故と人気作家の妹の焼身自殺、二つの事件を繋ぐ驚愕の真実「赤い〓人形」、墜落が迫った機内で乗客たちが繰り広げる狂乱「30人の3時間」、天使のような娘が秘めた罪と愛「新かぐや姫」。凄絶に哀切に、そして容赦なく、鬼才が人間の闇を描き出した傑作八篇を収録。

【著者紹介】
山田風太郎 : 1922年兵庫県生まれ。東京医科大学卒。49年「眼中の悪魔」「虚像淫楽」で第2回探偵作家クラブ賞を受賞。63年から刊行された「山田風太郎忍法全集」がベストセラーとなり忍法帖ブームをまきおこした。その後も明治もの、室町もの等多彩な作品で人気を博す。2001年7月28日逝去。10年にはその名を冠した山田風太郎賞が創設された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ア・トイロッテ(マリポーサとも言う)(各短編の評価はコメントで)

    ★★★☆7 山田風太郎のWikipediaによると、医学部出身であり、敗戦前日には異常な精神状態になったという。このことが『わが愛しの妻よ』にも現れており、短編に時々ある医者の描写がよく出来ているのも納得できた。個人的には山田風太郎は最高の変格ミステリを書く作家で、いつも大仰でくどく疲れる文章なのだが、内容も増して濃い。そんな文章の書き方で雰囲気をもっとも異質たらしめたのは『新かぐや姫』だろう。タイトルに入っている『かぐや姫』は結末で暗に意味を示している。これも含めて異質な結末が忘れられない傑作であった。

  • HERO-TAKA

    先日の読書会でプレゼント交換として用意した作品。米澤穂信の「米澤屋書店」で本著の一作が紹介され興味持って自分も読んでみた。内容は結構暗かったりインモラルだったりするので薦めづらいところもあったけれど表紙も凝ってるし面白い本。こういう風に良い本が人から人に伝わっていくと素敵かも。

  • やま

    8編の短編集。人の情に対する怖さを感じる内容。昭和20年〜30年代の戦後の空気感を味わいながら楽しむことが出来ました。現在では、聞き慣れない言葉を調べながらだったので読むのに時間がかかりましたが面白かったです。

  • コチ吉

    山田風太郎も敬遠していた作家で、初読みである。これは傑作。ミステリを数多く読んでいると、それなりに先が読めてしまうものだが、物語の持つ熱量に圧倒されるのだ。全編に漂うむせ返るようなエロスも横溝色とは異なり、かえって現代には新鮮。表題作もいいが、「新かぐや姫」「二人」に惹かれた。

  • Inzaghico

    どの話も人間の業の深さをこれでもかと見せつけられ、哀しいを通り越して背筋が寒くなる。自分もどこかにこのような業を抱えているかと思うと、悲しくなるし、怖くなる。でも、他人だとそこが面白いんだけど。 どの作品も女性がカギ、キモとなる。男性によって運命を狂わされる女性、男性を手玉に取ってその運命を狂わす女性と両方いるが、どの女性の翳の部分も同情するに余りある。どの話も、一度レールを踏み外したら、もう二度とレールに戻れないということを繰り返し違う展開で訴えているのが、なんともはや。

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