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鏡影劇場

Go Osaka

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784103649076
ISBN 10 : 4103649070
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2020
Japan

Content Description

ギタリストの倉石が、マドリードの古本屋で入手した古楽譜の束。その裏には、十九世紀の文豪ホフマンの行動を辿る謎めいた報告書が綴られていた。倉石の妻・麻里奈の依頼を受け、古閑沙帆はドイツ文学者の本間に、古文書の解読を託すが…。解読が進むにつれて、ホフマンの知られざる人生と共に、彼ら自身にも繋がる不可解な暗合と因縁が浮かび上がる。この古文書は一体―?予測不能の結末68頁は袋綴じ仕様。

【著者紹介】
逢坂剛 : 1943年東京生まれ。広告代理店勤務のかたわら、1980年「暗殺者グラナダに死す」でオール讀物推理小説新人賞を受賞し、作家デビュー。1987年『カディスの赤い星』で直木賞、日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞の三冠に輝く。その後も日本ミステリー文学大賞、吉川英治文学賞、毎日芸術賞を受賞。『百舌の叫ぶ夜』に始まる「百舌シリーズ」は連続ドラマ化され、大人気を博した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    逢坂 剛は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。700 頁弱+二段組+袋綴じと渾身の超大作、ギター+ヨーロッパ(ドイツ&スペイン)+古文書と著者の真骨頂のマトリョーシカ歴史ミステリ、遊び心も満載でした。私は第二外国語でドイツ語を履修していましたが、ETAホフマンは全く知りませんでした(笑)夏目漱石や江戸川乱歩らに影響を与えたホフマンの作品を機会を見つけて読んでみたいと思います。 https://www.shinchosha.co.jp/book/364907/

  • KAZOO

    読み始めて逢坂さんの久しぶりのスペイン物が出たかと期待したのですが、まるっきり異なりました。スペインで購入した古文書にETAホフマンの名前が出てきてドイツ語の文献であるということからその内容をめぐっての物語です。入れ子構造のような感じで面白い試みで、しかも現代日本の物語とその古文書を訳した報告が交互に出てきて私は楽しめました。また登場人物が様々なつながりがあるということが最後の方でも明らかになります。

  • タックン

    700Pにも及ぶ大作だったので年末年始に読めてよかった。ホフマンの報告書のくだりは、ホフマンのことを全然知らないし難解なので読み飛ばす感じで読んだ。 それに対しそれに関わる現代の人々の話しは興味深く読んだ。みんな個性があって魅力的なキャラばかりで面白かった。でも読み進めるうちにあまりにもみんなが関係があり過ぎて、やりすぎだろこれ・・・?って思ってたら、 袋とじを読んで驚いた。書き出しの伏線がしっかり回収されていた。二重三重の物語になっていた。 ほんと久しぶりにじっくり読んだって感じがした。 お勧めです。

  • kei302

    【これから目眩のするような展開が待ち受けています。迷宮に踏み入る心の準備が整ったら、どうぞ封を切って、先のページにお進みください】 620ページ以降袋綴じ。700ページ近い大作。それも、上下二段組。既に目眩、眼の奥も痛い。 オッフェンバックのオペラ『ホフマン物語』を観たときの以来の衝撃が走る。構成が凝っている。逢坂剛も登場。ホフマン愛がガンガン伝わってきます。 なるほど、鏡の影、鏡影劇場、タイトルに納得。

  • 文豪であり、音楽、法曹、演劇と多才なホフマンの半生を基としたミステリー。正直、ホフマンの事は今作で初めて知ったけど、それでも充分楽しめた。論文が書けそうなくらいの調べに圧倒される。4日かけて読了でした

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