Marching to Carcassonne, etc : P.Serkin(P)Knussen / London Sinfonietta, BBC So

カルカソンヌへの行進〜ゲール作品集
オリヴァー・ナッセン、ピーター・ゼルキン

アレクサンダー・ゲールは、イギリスの現代作曲家のひとり。ハリソン・バートウィスルやピーター・マクスウェル・デイヴィスとともに「マンチェスター楽派」のひとりとして、めきめきと頭角を現した人として知られています。彼の作品は透明な表現力と豊かな響きを持ち、その知的厳密さには息をのむこと間違いありません。パリではメシアンに師事していて「その独自の作風に強い影響を受けた」と自らが語っています。このアルバムではそんな彼の作風をじっくりと味わうことができます。
　タイトルにもなっている『Marching to Carcassonne』は不可思議かつ異様な雰囲気を持つ作品であり、名手ピーター・ゼルキンがピアノを弾くという注目曲。そして全体をまとめているのがこれまた注目のオリヴァー・ナッセン！　現代曲に興味のある方必携の１枚です。（NAXOS）

【収録情報】
ゲール：
1.　アダム堕ちし時 Op.89（2011）
　録音時期：2012年1月13日
　録音場所：ロンドン、バービカン・ホール
　録音方式：ステレオ（デジタル／ライヴ）

2.　牧歌 Op.19（1965）
　録音時期：2011年7月1-5日
　録音場所：BBCメディア・ヴェイル第1スタジオ
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）

3.　カルカソンヌへの行進（行進曲／序／インヴェンション／シャコンヌ／行進曲／夜／ブルレスケ／行進曲／…カルカソンヌへの行進、迷宮）

　録音時期：2003年5月22日
　録音場所：ロンドン、クィーン・エリザベス・ホール
　録音方式：ステレオ（デジタル／ライヴ）

　ピーター・ゼルキン（ピアノ：3）
　BBC交響楽団（1,2）
　ロンドン・シンフォニエッタ（3）
　オリヴァー・ナッセン（指揮）