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村上春樹全作品 1 1979〜1989

Haruki Murakami

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784061879317
ISBN 10 : 4061879316
Format
Books
Publisher
Release Date
May/1990
Japan

Product Description

◆風の歌を聴け・1973年のピンボール

1巻目は、処女作と第2作目を収めるが、ちょうど小説を書きはじめた頃の事を別刷のエッセイで語る。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 踊る猫

    テーマはいったいなんだろう、とものすごく幼稚なことを考えてしまった。後の作品では(保守派の『批評空間』的論客から常々批判されてきたように)「物語」への志向が見えてくる。だが、この初期作品ではそうしたストーリーの「うねり」はまだ見られず、それが著者の上述したテーマの骨組みを垣間見せている印象を受けるのだ。「伝達」つまりコミュニケーションを通して、嘘や嫌悪や行き違いをはらんだ他者との関係を踏まえてどう他人に対峙するか。こうした読み方は噴飯物だろうか。春樹はそれこそ自らが語ったように、激しく「内向」的作家だから

  • 踊る猫

    今の目で読むと、確かに私はここにスコット・フィッツジェラルドの残響を感じ取ることができる。理想に燃えた時代があり、そこで味わった敗北を噛み締めて、それでも生き続けるということ。そうして生きることが結局のところはそれこそ「崩壊」の過程でしかないとしても……その意味では『風の歌を聴け』も『1973年のピンボール』もひねくれているようで、斬新でもあるようだけど実はなかなかオーソドックスな青春小説なのかもしれないと思った。ギャグがスベっていたりアイタタタなところがあったりするのも、今の目で読むと愛らしいとも思える

  • 踊る猫

    流石はチャンドラー読者にして翻訳者の春樹だけあって、謎にこちらを引き込む手腕にスリルを感じる。『羊をめぐる冒険』から本格的にその「謎解き」の魅力は発揮されることになるが、実はすでに『1973年のピンボール』でも「謎解き」的なストーリー展開と「喪失と再生」を描くストーリー展開が入れ子式に組み合わせられてることに気づき、初期から春樹らしさというものは存在していたのだなと(当たり前といえば当たり前の)感想を抱いた。この作品集を読み、私自身に存在する「喪失と再生」のドラマについて考える。でもここまでお洒落ではない

  • ここぽぽ

    不思議な感覚の作品。童話のようで、ショートムービーみたいな。ピンボールの描写、雨の描写、散歩の描写。ビールを飲む場面。何気ない日常を面白みと退屈が行ったり来たりする、肩の力の抜けたような表現が好きだと思った。村上作品をまたジックリ読みたい。

  • あゆみらい

    「風の歌を聴け」1979年デビュー作 「1973年のピンボール」1980年 ジェイ、鼠、僕、直子、双子。微妙に二作品に同じ人物が出てきて、でも「僕」は違う人なのかな、とうまく理解できず読了。未だに村上春樹作品は雰囲気読み。大学時代の彼氏が好きだったのを思い出します。「彼女は彼女にとってふさわしいだけの美人ではなかった」「僕は文章についての多くをデレク·ハートフィールドに学んだ」

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