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京都から大学を変える 祥伝社新書

Hiroshi Matsumoto

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784396113629
ISBN 10 : 4396113625
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2014
Japan

Content Description

従来の入試とは根底から異なる「高大接続型京大方式特色入試」、教養教育を一元化した「国際高等教育院」、リーダーの育成を目的とした新しい大学院「思修館」…次々と改革を実行する京都大学が注目されている。なぜ、日本のトップ大学が改革を行なうのか。その背景には、学生の劣化、大学の世界的競争の激化、沈む日本の大学事情などが横たわる。このまま日本は“先衰国”になってしまうのか。これから求められる人材の条件とは何か。京都大学第25代総長が提言する。もう、先送りはできない。大学も、企業も、国も、そして日本人も、今こそ変わる時である。

目次 : 第1章 今、大学で何が起きているか(学生の劣化/ 精神的に脆い学生への対処法 ほか)/ 第2章 世界で沈む、日本の大学(日本の大学の凋落/ アジアの新興勢力に抜かれる ほか)/ 第3章 京都大学の改革1―入試、学生を変える(入試改革/ 教育改革)/ 第4章 京都大学の改革2―リーダー、研究者を育てる(大学院改革/ 研究者育成 ほか)/ 第5章 これからの人材の条件(これからの日本で求められる人材/ 豊かな教養こそ、すべての基礎 ほか)

【著者紹介】
松本紘 : 京都大学第25代総長。同大学名誉教授、工学博士。1942年生まれ、奈良県出身。1965年、京都大学工学部電子工学科卒業。同大学工学部助教授、同大学生存圏研究所教授、同初代所長を歴任。同大学理事・副学長を経て、2008年より現職。国立大学協会会長。専門は宇宙プラズマ物理学、宇宙電波科学、宇宙エネルギー工学。国内外論文多数、国際電波科学連合会長など国際団体にも貢献。Gagarin Medal、Booker Gold Medal、紫綬褒章などを受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • キョートマン

    日本の大学と学生の力が落ちている。それは何となく知っていたけどかなり深刻そう。しかもこの本は6年も前の本。今はもっとヤバいんだろうなあ。

  • isao_key

    現京都大学総長による大学改革及び教育論。独自の入試方法飛び級制度、新大学院「思修館」、海外経験支援ジョン万プログラムなど、いくつもの特色を挙げて説明しているが、正直それほど目新しいとは言えず、自慢できるほど優れたプログラムだとは思えない。むしろ新たな価値創造ができる人材について述べた部分がよかった。それを支えるのは幅広い教養だということ。幅広い教養は自分の頭で何が得て判断する能力や論理的に組み立てて結論を導き出す能力、さらには外国人を含む他人との深いコミュニケーションを可能にする能力のベースになるという。

  • りょうみや

    松本氏による今の学生と大学の衰退の見解、その対策としての教育論は明確でわかりやすい。キーワードは幅広い教養力。学生と大学教育の劣化の原因、グローバル人材に必要なもの、松本氏の京大の改革、これらは全て教養力が根底にある。イノベーションのための発想には幅広い知識が必要だし、グローバルで生きるためには自分の考えや思想を確立し、自国の文化や歴史を理解、また異文化を理解して吸収するためにも専門性だけでなく教養は必要となる。松本氏は現在はもう総長ではないが、その多くの改革が身を結ぶか京都大学の今後に注目したい。

  • 秋津

    「国際高等教育院」も「思修館」も素晴らしいと思ったけれど、「総合人間学部」に興味があったので、もう少しこの学部について言及があるとよかった。

  • Rollin'

    大学の諸問題、特に大学生の学力の低下とその原因分析は的を得ていると思う。日本の最高学府の一つが、大学の変革に真剣に取り組まなくてはいけない危機的現状は十分に理解できた。そのための処方箋が正しいかどうかは結果が出てみないとわからないが、他大学の学長や理事長は果たしてこれだけのビジョンを持っているのか?その事が非常に気になる。知恵だけでなく、生きる活力も若者から奪いかねない大学経営がなされていることは、日本の未来に大きな損失を与えることになるだろう。

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