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追懐のコヨーテ The Cream Of The Notes 10 講談社文庫

Hiroshi Mori

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065249697
ISBN 10 : 4065249694
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2021
Japan

Content Description

「全力を尽くすな」が親父の教えの一つだった―という人気作家が、世の中の不思議な「空気」を正面から考察。庭の芝生について語り、コロナ禍の都会の弱点を衝き、火星を飛ぶヘリコプタに驚く。自由な視点から綴られた100編のエッセィ。冷静な言葉が見えない未来を照らし出すシリーズ第10巻!文庫書下ろし。

目次 : 「元気が良い」とは「大声を出して喧しい」ことではない。/ 「不要不急」を見分ける唯一の方法について。/ やる気が出ないのは、やる気がないのか、やる気を出す気がないのか。/ 仕事をしている人は、遊んでいる人よりも偉い、という不思議な価値観。/ お菓子の封が上手に破れない。「だったら食べなければ」と奥様に言われる。/ 色の感覚が、周囲の人たちと一致しない、と常々感じて生きてきた。/ 「全力を尽くします」というのは、本当のところ、どういうことか。/ 「引導を渡す」といいたいところを「印籠を渡す」といい間違える人がいる。/ 「その予定はない」を「考えていない」と言ってしまう日本人気質について。/ 「平和憲法」という呼び名は、どうもしっくりこないと思うが、いかがか。〔ほか〕

【著者紹介】
森博嗣 : 作家、工学博士。1957年12月生まれ。名古屋大学工学部助教授として勤務するかたわら、1996年に『すべてがFになる』(講談社)で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。以後、続々と作品を発表し、2010年には、Amazon.co.jpの10周年記念で殿堂入り著者に選ばれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ゼロ

    2ページのエッセイを100本収録。言葉遊びをしてるものや同じことを書いてることを開き直って書いてあるのもあるが、毎年この本を出し、他にもエッセイを書いていたら、ネタがなくなるのは納得。ご時世もあるのか、コロナ禍についての言及あり。この作家らしい見方というのは、@「仕事」というのは、つまり「罰ゲーム」であるであったり、A大衆娯楽は、すべて個人の趣味になる、という大きな流れであったり、Bワクチン予約で顕在化した、老人たちの浅ましさは、見たくなかったかかもだったりする。時代は大衆ではなく、個人向けに推移してる。

  • chiseiok

    そもそもwithコロナへと大きくゲームチェンジしてしまったこの社会を、森教授はどう感じているのか?気になって久々にこのシリーズ購入。まぁ予想通りというか、全然冷静、全然自然体、全然困ってない笑。地震津波含め、そんな凶事が起こらないと思って暮らしてるほうがおかしいのでは?というスタンス。このエッセイで初めて著者の人となりに触れた読者はむっとするかもなぁ。悪気はないんですよ皆さん笑。今回は日本語の言葉の意味の掘り下げネタが結構あった。世に溢れる、"間違った日本語を糾す“系の本とは一味違ってて楽しかったです。

  • Y2K☮

    著者は森の中でほぼ人と会わずに暮らしている。ゆえにいま社会で起きている具体的な事柄については的外れな箇所がある。コロナの実態とか。時事ネタに関してはその点を考慮して読み飛ばした。一方で時代に左右されない、あらゆる判断の基礎となる抽象的思考の冴えは相変わらず。全体主義の真逆。なおかつ「己こそ正しい」みたいなニュアンスは欠片もない。個人的に生きるとは他人に迷惑を掛けない前提で非常識を恐れぬこと。物理的にも精神的にもみんなが一緒である必要はない。あと清涼院流水の解説は著者と我々を仲介する上で最高級の仕事だった。

  • bayashi

    2ページに収める必要あるからか?なんとなく言葉が強めな気がする。同じこと言ってるな という感想は、言葉を言葉としてしかとらえない、また自身に変化があるはずなのに感じれていない受け手の問題。なんでも抽象化って難しい。というか具体化が楽、その場では。

  • ひろ

    1テーマに対して見開き1ページのエッセイがまとめられた、つぶやきシリーズ。変わらず大衆や社会とは異なる視点から語られていて、読んでいるといい具合に刺激を得られる。過去のエッセイで綴られていた内容に触れる箇所があり、当時は珍しいと感じる意見だったものが現在では一般化している部分もあったりする。変化のスピードの差はあれど合理的な方向へ社会は向かってゆくのだな、と思わされた。フラットな視点の重要性を改めて認識させられる。今後も自身の考えを補正するために、新刊が出たら読むのだろう。

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