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悪逆

Hiroyuki kUrokawa

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784022519375
ISBN 10 : 4022519371
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2023
Japan

Content Description

周到な準備と計画で強盗殺人を遂行していく男―。府警捜査一課の舘野と箕面北署のベテラン刑事・玉川が箕面で起きた広告代理店元社長の殺害事件を追うなか、手口の異なる新たな強盗殺人が発生する。被害者同士には面識があり、それぞれに士業詐欺とマルチ商法によって莫大な金を稼いだ二人は、情報屋の標的となっていた。さらには戦時中に麻薬密売組織に関わり、政治家とも昵懇だった新興宗教の宗務総長が殺害される。警察捜査を巧みに撹乱する男の目的とは―。舘野と玉川は、凶悪な知能犯による完全犯罪を突き崩すことができるのか?犯罪の最前線で追う者と追われる者を活写する新次元のクライム・サスペンス。

【著者紹介】
黒川博行 : 1949年愛媛県生まれ。京都市立芸術大学美術学部彫刻科卒業。高校の美術教師などを経て、83年「二度のお別れ」でサントリーミステリー大賞佳作を受賞し、翌年、同作でデビュー。96年『カウント・プラン』で日本推理作家協会賞、2014年『破門』で直木賞、20年に日本ミステリー文学大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 鉄之助

    警察モノの名手!さすが黒川博行、テンポよく570ページも一気に読めた。警察の裏をかきながら、犯人の”悪逆”な連続殺人。被害者も”悪逆”ながら、なぜ犯行に至ったのか? 犯人の心情が今一つ、腑に落ちなかった。

  • starbro

    黒川 博行は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。旬の犯罪&悪い奴らテンコ盛りの浪花刑事小説、過払い金マフィア&マルチの親玉&カルトの宗務総長等、社会に巣食う悪党が次々と殺害されるのは痛快でした(笑) 600頁弱も一気読みです。 https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=24420

  • パトラッシュ

    村薫の警察小説から政治や公安や狂気の要素を抜き、代わりに欲望と妄執と意地を加えて舞台を警視庁から大阪府警に移すと黒川博行の捕物帳になる。いずれも描かれるのは一課の刑事の地道な捜査だが、妨害を加えてくる背後勢力がおらず関西弁が飛び交うと市井物を読んでいる気分になってしまう。例えば『マークスの山』と比較すると犯人の背負った過去や刑事たちの尖り具合は正反対だが、犯行や捜査の有様だけでなく両者の私生活が描かれる点など話の展開が実に似ているのだ。どちらがいいかは好み次第だが、黒川が暑い夏場なら村は厳冬の極北か。

  • hiace9000

    バディもの&クライムサスペンスにここまで読み手を没入させ、夢中に読ませ切る黒川筆には、もう脱帽するしかない。バディは大阪府警、箕面署ベテラン部屋長の玉川と本店捜一の舘野。キレ者の両者ながらクスリとさせるお馴染み関西弁の掛け合いとコンビの妙間がいい。一方、周到な準備と鉄壁の計画で次々と社会悪に鉄槌を下し、毒を持って毒を征す犯人の真っ黒に歪んだ正義には、犯罪者とは言え、現代の「必殺仕事人」的羨望感すら。情報屋、道具屋を絡めた最新の犯罪手口と、犯罪捜査描写のアプデを怠らぬ、579頁の黒川劇場、いやぁ面白かった!

  • あすなろ

    黒川氏最新作。その上で帯やあらすじにて期待高めて読んだのだが…。内容はやはり面白いと言えば面白く、事件的にはドキつくなのだが、折角の氏の得意な所謂バディモノであるのに、何かしらこうナニワの弾け感がないのが残念な気がしたのである。要は甘辛味両方でこてこてでこその黒川氏500頁超えにファンとしては期待を寄せてしまうのである。

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