東京壊滅、地球崩壊は、マジスゴイ、マジやばいしか言葉が出ない。とにかくとてもすごい展開です。先の見えない展開で次巻が楽しみ。

大学卒業後アルバイトをしながらだらだらバンド活動を続ける種田。些細な事から会社を辞めてしまった彼女の芽衣子。そんなゆるく今っぽい設定にバンド、恋愛、仕事、友情とまんま青春が絡み、そこに著者独特の詩的な表現が本当に上手く活きていく。ちょっと切ない内容だけど、全２巻と短いのでこの機会に是非一気読みして欲しい。

種田は芽衣子がいたから幸せだったはずなのに、それだけでは幸せになれない。大学生から社会人への大人へとステップアップする苦悩が描かれてたと思う。バンドで成功してれば、そんな苦労はなかったのだと思う。でも多くの人は現実を受け入れる選択を迫られ、するんだと思う。社会不安でニート、引きこもりが多いのはこの段階でつまずくのかな。

風俗で知り合った若くて可愛い女性に惹かれてハマっていくお話。最初に登場した太った女性は対比としては違いがあり過ぎ。現実はこういう出会いばかりなんでしょう。堕ちる男性が現実っぽくてリアルだなと思いました。

ときどき読みたくなる作品です。奇をてらった漫画なので、評価は分かれるかもしれません。私は好きです。

話が進むにつれ面白くなる作品です。読み返したくなる作品でもあります。 ハマった人は、グッズも買いたくなるでしょう。お勧めです。

主人公のプンプンは不思議なキャラクターですが、読んでると慣れます。むしろこれで良かったと思うくらいです。暗い漫画ですが、ハマる人にはハマる中毒性があります。

読んだあと苦しくなります。 嫌な苦しさじゃなくて、自分が今まさに思ってることだったり悩んでることを、この本の登場人物がまさにその中で生きているから。 だからその苦しさだったり、もやもやしてる日常のあの感じ、登場人物たちとリアルタイムに共有できる。それで苦しい。 でもでも苦しいだけじゃなくて、(人に相談できるようなものうまく説明出来ないし、言ってどうにかなるってものじゃないから)自分だけが思っているんじゃないんだっていう少し安心したような変な感じ(笑)もする。 決して暗い話でもない、ただ淡々と登場人物は日々を生きているだけ。 その中で読んでいる人が何かを感じ取れる、そんないままでにないような作品じゃないだろうかって思います。オムニバス形式でいろんな年齢で、いろんな人生を歩んでいる人々をちょっと覗いているような感じです。 今だからこそ、こういう作品が必要な気がします。

全２巻。 芽衣子と同世代の私には、リアルすぎて辛かった。 久々に漫画で涙した。 でも、今、この本に出会えてよかった。 ちゃんと自分の人生と向き合おーと思った。

いまの自分に不満を抱いている人。 虚無や空虚の中にいる人。 不条理な社会から抜け出したい人。 夢を捨てきれない人。 易々と大人になることを疑問に思っている人。 そんな人が読んだら、きっと共感する作品だと思う。