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グレン・グールド 未来のピアニスト ちくま文庫

Izumiko Aoyagi

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480431967
ISBN 10 : 4480431969
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2014
Japan

Content Description

20世紀をかけぬけた衝撃の演奏家の遺した謎をピアニストの視点で追い究め、ライヴ演奏にも着目、つねに斬新な魅惑と可能性に迫る。

【著者紹介】
青柳いづみこ : ピアニスト、文筆家。安川加壽子、ピエール・バルビゼの両氏に師事。フランス国立マルセイユ音楽院首席卒業。東京芸術大学大学院博士課程修了。1989年、論文「ドビュッシーと世紀末の美学」によりフランス音楽分野初の学術博士号を受ける。90年、文化庁芸術祭賞。著書に『翼のはえた指―評伝安川加壽子』(吉田秀和賞)『六本指のゴルトベルク』(講談社エッセイ賞)など多数。大阪音楽大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • やいっち

    「20世紀をかけぬけた衝撃の演奏家の遺した謎をピアニストの視点で追い究め、ライヴ演奏にも着目、つねに斬新な魅惑と可能性に迫る」というものだが、グールドの傑出した天才ならではの苦闘と苦悩ぶりもだが、本書は青柳の達筆ぶりに圧倒された。

  • ねこさん

    グールドを勧められて聴き始めたのがこの夏、イタリア協奏曲。モーツァルトのピアノソナタ全集は埃をかぶっていて、ゴルトベルク変奏曲に至ってはケンプ版でしか聴いてこなかったのが悔やまれる。55年版と81年版を昼夜聴き比べている最中で、人に誘われて草月ホールの「Glenn Gould Gathering」へ行くことに。急遽グールドを見渡さなければいけないという浅薄な焦りと欲求を満たすには十二分の内容の本。心酔者ではない距離感とピアニストならではの共感で語られる分析が、グールドの特異性を良い意味で緩和してくれた。

  • そり

    ピアニストの著者が見る、グールドさんのピアノの弾き方はオールマイティーではないらしい。強い音を出しづらく、代わりに音の一つ一つを弾き分けられる。著者はさらに、彼がデビューを飾った「ゴルドベルク変奏曲」以前の音源も聴いており、それはとてもロマンチックな演奏だったという。彼はロマンを好むものの、自分が最も評価されるとみたノンレガート奏法のバッハで、自身を演出して世に出たのだ。▼私はブラームスでロマンチストの一面を垣間見ている。確かにそうだったのかもしれないと思った。

  • antoinette

    ある程度グールドを識っている人向けの本。それゆえ、評伝をかじった程度、肝心の演奏もちょっと聴いただけの私にはしばしばついていけず(滅)、技術・解釈の具体的な解説は飛ばし読み。それでも私が好きな「バード/ギボンズ作品集」をグールドが「最高のレコード」と自画自賛していたというのが嬉しかったなあ。この本は情報がとにかく多岐に渡って、索引が欲しくなるほど。。。様々な人の分析や証言で、グールドが真性のイデアリストであったことがよくわかる。「彼に宿った音楽は、エーテルのような、非物質的な、彼方からくる音楽だった」……

  • やいっち

    「20世紀をかけぬけた衝撃の演奏家の遺した謎をピアニストの視点で追い究め、ライヴ演奏にも着目、つねに斬新な魅惑と可能性に迫る」というものだが、グールドの傑出した天才ならではの苦闘と苦悩ぶりもだが、本書は青柳の達筆ぶりに圧倒された。

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