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プラテーナとわたし 詩画集

J・r・ヒメネス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784652203507
ISBN 10 : 4652203500
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ノーベル文学賞作家ヒメネスの傑作から28篇を選んで作曲されたギターと朗読のための音楽。音楽と詩が響きあって美しい28枚の銅版画が生まれた。

目次 : プラテーロ/ 白い蝶/ 夕暮れの遊び/ エル・ロコ 狂った男/ お告げの鐘/ つばめ/ 戻り道/ 春/ 四月の田園詩/ カナリアが飛んだ〔ほか〕

【著者紹介】
フアン・ラモン・ヒメネス : スペインを代表する詩人。1881年アンダルシア・モゲール生まれ。代表作『プラテーロとわたし』は世界中で愛される散文詩集。1956年ノーベル文学賞を受賞。1936年内乱を逃れてキューバ、アメリカに移住し、1958年プエルトリコで死去

波多野睦美 : メゾソプラノ歌手。ロンドンのトリニティ音楽大学修了。シェイクスピアの時代のリュート歌曲での印象的なデビュー以来、一貫して言葉と音楽で「詩」を読み解き、その世界を伝えることを目指す。ルネサンスから現代まで、時代とジャンルを自在に往来しながら独自の存在感を放っている

山本容子 : 銅版画家。1952年生まれ。京都市立芸術大学西洋画専攻科修了。都会的で軽快洒脱な色彩で、独自の銅版画の世界を確立。絵画に音楽や詩を融合させるジャンルを超えたコラボレーションを展開して数多くの書籍の装幀、挿画を手がける。ライフワークのひとつとして、医療現場の環境への提言である“アート・イン・ホスピタル”にも取り組むなど、幅広い分野で精力的に創作活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • けろりん

    たとえば慈雨。アンダルシアのだいだい色の土に優しく暖かく降り注ぐ銀色の雫。たとえば旋風。暑く灼かれた草木を薙ぎほこり臭いひなたの匂いを巻き上げる俊敏な脚。たとえば夜空。喜び哀しみ思い出が星々のようにきらめく黒水晶の瞳。ふわふわした毛並を指でそっと梳いて、逞しい首に腕をからめて、とがった耳に囁かせて、わたしの秘密を。眠れぬ夜の懺悔を。遠くに行ってしまった愛しい人への伝言を。苦楽が交互する山坂をとぼとぼ歩く。掌に蝶を包み、松葉の爽やかな、アイリスの甘い香りを嗅ぎ、小鳥の唄に導かれ。見えない道連れを心に抱いて。

  • 帽子を編みます

    詩画集です、散文詩28篇に見開きで美しい銅版画、ゆったりした気分で眺めます。ペールオレンジが基調となり、やさしい朝陽、暮れる夕日のイメージです。好きな絵は35頁のヒメネスを乗せたプラテーロ、「戻り道」〜彼(プラテーロ)は私の体になりきっていた 忘れるほどに〜、手に黄色いアイリス、暮れて夜になり、物思い、とけこむ二人。好きな詩「道端の花」〜この花の命はほんの数日だ〜でもその記憶は残る永遠に〜。絵の効果なのでしょうか、淡い色合い、花の香りがやさしくとりまいているように感じました。

  • よこたん

    “「プラテーロ わが友よ」土に呼びかけた。きっとお前はいま天の牧場で いとけない天使たちを ふんわりとしたお前の綿毛の背中に乗せているだろう。お前はわたしを忘れただろうか? プラテーロ 覚えているかい? わたしを?” プラテーロ3冊目。山本容子さんの銅版画が素晴らしく、私が思い描いていたロバそのものだった。座高が低いからかちょっと上目遣いで、やわやわとした体つきで、オシリが可愛らしくて。暖かなベージュがかったオレンジ色の世界に包まれる。お別れが来ることを知って読んでいるのに、やっぱり涙。とてもよかった。

  • Shoko

    図書館本。すごく素敵な詩画集だった。プラテーロの黒く煌めく水晶のような瞳。静かな愛くるしい仕草に胸がときめいた。物悲しさもはらみながら、輝くばかりの自然の美しさを讃える、幸福に満ちた美しい言葉を飲むうちに、身体の中に何かキラキラしたものが満ちてくるよう。山本容子さんの絵もぴったり合っていて、素敵でした。クリスマスプレゼントに手元に欲しくなりました。

  • Pー

    スペインの首都マドリードで健康を害したノーベル賞作家ヒメネスが生まれ故郷の町アンダルシアに帰り読書と瞑想と詩作に没頭した時の作品。ヒメネスが銀色のやわらかい毛並みのロバ「プラテーロ」に優しく語りかける138編の詩集から選びだした28編の散文詩に銅板画家の山本容子さんが浮かべたイメージを描いた銅版画と共にした一冊のこの本。詩人ヒメネスとロバのプラテーロとの優しさに満ちた詩集、胸に響くロバへの愛情描かれています。お昼のひと時珈琲を淹れてしっかり愉しませていただきました。

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