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天国までの百マイル 講談社文庫

Jiro Asada

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062931656
ISBN 10 : 4062931656
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2015
Japan

Content Description

事業に失敗し愛する妻子とも別れたダメ中年の城所安男。重い心臓病を患う老母を乗せて天才心臓外科医がいるという病院までポンコツ車でひた走る。母、水商売のマリ、元妻…すべての人の思いとともに辿りついた先には切ない奇跡が待っていた。著者自らの経験を元に書かれたからこそ落涙必至、名作中の名作。

【著者紹介】
浅田次郎 : 1951年東京都生まれ。1995年『地下鉄に乗って』で第16回吉川英治文学新人賞、1997年『鉄道員』で第117回直木賞、2000年『壬生義士伝』で第13回柴田錬三郎賞、2006年『お腹召しませ』で第1回中央公論文芸賞と第10回司馬遼太郎賞、2008年『中原の虹』で第42回吉川英治文学賞、2010年『終わらざる夏』で第64回毎日出版文化賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 🅼🆈½ ユニス™

    自分の死より子供の幸せを願う世界全てのお母さんの物語。通俗的に流れる主題を作家はスピーディーな構成と暖かく意志の強い人々を配置して乗り越えている。人は根本的に善か悪か?最近では “時によって違ってくる”と帰結されがちだが。環境、或は、相手によって善にも悪にもなれるのではないかと思ってしまう時勢、ひとりの清らかな意志が周辺までも明るくさせられるよと言う事を伝えようとしたのではないか、顧みる一冊だった。

  • おかむー

    浅田次郎なのでハズれることはないだろうと思ったら、やはりがっつり泣かせにきたなと。それがわかっていても心地よく涙、涙でしたとさ。『たいへんよくできました』。息子の母への愛、母の子どもへの愛、尽くす女の無償の愛、患者の命を救う医師の愛、くすぶった主人公・安男が走る100マイルを支える様々なひとびとの姿が沁みる。マリの情の深さも印象が強いけれど、個人的にはやはり子どもへの母の想い、「貧乏のおまえに助けてほしくはない、金持ちのおまえに見捨てて欲しい。おかあさんはたぶん、そう思っている」この言葉は衝撃でしたよ

  • いこ

    読了してすぐ、もう一度読みたくなった。涙を流しながら。拳を握りながら。これは勇気をくれる作品だ。私のように、自分で自分を「ダメ」と思っている人間には特に。主人公安男は、バブル崩壊時に会社を潰した。3人いる兄姉は皆エリートで、自己破産した安男を疎んでいる。ある日、4人の母親が入院し、長くないと言われる。大病院の権威でも切れないが、百マイル先に一人だけ母を助けられる医師がいる!それを聞いた安男は…。兄姉も誰もが無謀と言った。それでも…。最後まで希望を失わずにいることの大切さを教えてくれる感涙の一冊である。

  • chiru

    読みながら、とめどなく頬を伝う感涙に気づいた。40歳の城所安男は事業に失敗して破産、妻子とも訣別。そんなある日、重い心臓病の母親の入院先から『いつ心臓が止まるかわからない状態』という知らせが。母の担当医が告げた執刀できる名医は百マイル(160キロ)先の病院に勤めている。時間がない!風前の命の母をライトバンに乗せてひたすら走る安男。母への恩、母から受けた愛…自分を奮い立たせる気力に感動でした。奇跡は諦めず前を向く者だけに訪れる。見えなかった人の温かさにも気付かされた"百マイル"、本当の天国がそこに存在した。

  • forest rise field

    うーん、良かった。何が幸福で何が不幸か、自分は色んな人に支えられている等など考えさせられた。人生右肩上がりの時に寄って来る人、不遇な時に来てくれる人、ピンチの時に助けてくれる人、様々な人間模様が垣間見れた。ともかく健在な我が母親を大切にしなければと今更ながら思った。マリさんという女性はスゴい。実写版も見てみたい。

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