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椿山課長の七日間 集英社文庫

Jiro Asada

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087452815
ISBN 10 : 4087452816
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2015
Japan

Content Description

大手デパート勤務の椿山和昭は、ふと気付けばあの世の入り口にいた―。そこは死者が講習を受けるSACと呼ばれる現世と来世の中間。身に覚えのない“邪淫”の嫌疑を掛けられた椿山は再審査を希望し、美女に姿を変えて現世に舞い戻ることに。条件は三つ、七日間で戻る、復讐をしない、正体を明かさない。無事に疑いを晴らし、遺り残した想いを遂げられるのか!?ハートフルコメディー小説。

【著者紹介】
浅田次郎 : 1951年東京都生まれ。95年『地下鉄に乗って』で吉川英治文学新人賞、97年『鉄道員』で直木賞、2000年『壬生義士伝』で柴田錬三郎賞、06年『お腹召しませ』で中央公論文芸賞と司馬遼太郎賞、08年『中原の虹』で吉川英治文学賞、10年『終わらざる夏』で毎日出版文化賞を、それぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ゴンゾウ@新潮部

    笑いあり涙ありの人情物語でした。現世にやり残したことを解決するために3日間の期間限定で別人の姿になって黄泉がえる。生前にはわからなかった人の優しさが見えてくる。知子の秘めた思い、父親の秘密は心がジンジンさせられた。【ナツイチ 2018】

  • さおり

    浅田次郎さん初読みですが、さすがの安定感て感じ。泣いて笑って、笑って泣いて。いいお話でした。私はね、戻れるチャンスがあっても戻ってなんか来ませんよ。いちはやくボタンを押して極楽に行きます。そしてごろごろします・・・今も極楽にいるようなもんでした。

  • mocha

    急死した椿山課長があの世のお役所に物申して、7日間の猶予をもらう。冴えない中年男性から妙齢の美女に変身して現世に戻るのだが…。可笑しくて悲しくてドタバタのコメディ。映画化ドラマ化もされてるらしく、機会があったら観てみたい。

  • となりのトウシロウ

    浅田次郎のコメディタッチのハートフル物語、クスッと笑えて泣ける、結構好きなジャンルです。死者が向かうあの世の入口で「邪淫」の嫌疑を不服と現世に逆送された椿山和昭。この設定が既にコミカル。同じタイミングで逆送されたヤクザの親分武田や事故で早逝した少年雄太もやり残したことがあると仮の姿で現世に戻るが・・・。知らなくても良かった事や隠された真実。それぞれの生きた姿が明らかに。「人間は『ありがとう』を忘れたら生きる資格がないんだよ」所々に刺さる言葉も散りばめられ、椿山の父と武田の男としての矜持が胸を打つ。

  • みこちゃん

    過労の末に突然死したデパートの椿山課長。極楽への切符を手に入れる場面で、自分に「邪淫」の嫌疑がかけられていることを知る。家族や仕事のこと、思い残すことがありすぎる椿山課長は再審査を希望して美女に姿を変えて現世に帰還。初七日を迎える日までに@時間厳守A復讐厳禁B身バレ厳禁の約束で嫌疑を晴らし、家族や職場へ感謝を伝えるべく行動を起こすのだが…なかなかの秘密を抱えた家族で、知らないままの方が幸せだった気もするが、お父さんや息子の深い愛を知るには事実を知るしかなかったのかな。愛は生きてる間に言葉で伝えねば。

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