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血まみれのマリア きんぴか 2 完本 光文社文庫

Jiro Asada

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784334795283
ISBN 10 : 4334795285
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2023
Japan

Content Description

“ピスケン”こと阪口健太、“軍曹”こと大河原勲、“ヒデさん”こと元大蔵官僚の広橋秀彦は、銀座の砦で静かな毎日を過ごしていた。と、ピスケンは警察のターゲットになり、軍曹は元部下の失態に遭遇、ヒデさんは健太が散財した“三人の親分”向井の退職金の穴埋めに苦悩する。三人の悪党は降りかかる難題に想像を絶する行動に。著者のデビュー作にして最高のコメディ、第二弾。

【著者紹介】
浅田次郎 : 1951年東京生まれ。’95年『地下鉄に乗って』で吉川英治文学新人賞、’97年『鉄道員』で直木賞、2000年『壬生義士伝』で柴田錬三郎賞、’06年『お腹召しませ』で中央公論文芸賞・司馬遼太郎賞、’08年『中原の虹』で吉川英治文学賞、’10年『終わらざる夏』で毎日出版文化賞、’16年『帰郷』で大佛次郎賞を受賞。「蒼穹の昴」「プリズンホテル」などのシリーズでも多くの読者を魅了している。2015年紫綬褒章受章、2019年菊池寛賞、2020年日本歴史時代作家協会功労賞受賞。日本ペンクラブ第16代会長。この作品「きんぴか」は、著者の実質的デビュー作である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • W-G

    だんだんピカレスクとはいえないドタバタ喜劇になってきた。だけどそれが面白いので、ジャンルはもうどうでもいい。しょっぱなからヤクザの会報に連載される自分の一代記を読んで喜ぶピスケンが微笑ましい。そのまま続いてピスケンの恋話になだれ込み、間に天政会絡みの笑話を挟み、流れで軍曹も春が!と思いきや、かつての部下に寝とられていたという緩急のつきかた。最後の話では存在感を出すものの広橋の出番が少なめ。ピスケンが頭一つ抜けて目立った印象。残り一冊となるが、やはり天政会関連でオチをつけて終わるのだろうか。

  • カブ

    きんぴかA、やっぱり面白い。月刊侠道通信、本当にあるなら読んでみたい。あの大学病院婦長の名前が阿部まりあでピスケンが惚れちゃうところもなんとなく分かるし面白い。どれもありえないようなドタバタなのに、おかしくて先が知りたくて読むのをやめられない。

  • 優希

    悪党小説ではなく、もはや何でもありの喜劇小説になっていると感じました。3人の悪党の想像を絶する行動と降りかかる難題にハマります。

  • ひろ20

    強烈な個性の3人に加えて、さらに看護婦長の阿部まりあが登場した。「血まみれのマリア」 患者を救いたい思いが医師以上でハンパない!それこそ血まみれになりながらの処置。ピスケンが惚れちゃう場面が良かった。軍曹も好きな彼女と後輩に対してかっこいい男気を見せてくれた。痛快という言葉がピッタリのこのシリーズ3巻も楽しみ。

  • はかり

    何度も読んだ気がする。荒唐無稽、支離滅裂がぴったりする本。浅田の実力が十分に出た本か。マリアは本当にいい女である。

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