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スマイリ-と仲間たち

John le Carre

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150404390
ISBN 10 : 4150404399
Format
Books
Publisher
Release Date
April/1987
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Tetchy

    スマイリー三部作最終巻。前2作と比べて実に読みやすく物語の流れが実に頭に入りやすい。その展開はストレートであるように思えた。そして最大の宿敵カーラとの決着も着く。それも実に意外な形で。諜報の世界は国のため、任務のためには自分の命さえも顧みない非情の世界だが、この三部作を読むとスパイは女性への思慕にほだされ、自滅している。実は人間臭い世界なのだということをル・カレは語ってみせた。長きに亘って繰り広げた戦いの幕引きはあくまで静かだ。それは決して歴史の表に出ないスパイ戦の幕引きを象徴しているからかもしれない。

  • k5

    完結編。しかし相変わらず、なんでカーラがやってくるのか一読ではよく分からなかったので、もう一回読みます。

  • k5

    再読。引退したでぶのスパイ、スマイリーが女性と並んだ時の陰翳が素晴らしい作品だな、と思いました。有名なコニーとのシーンは何回読んでも胸を打たれますし、末尾のアレクサンドラとのシーンも味があります。何よりも浮気性の妻、アンの一言で全存在を持っていかれてしまうスマイリーが切ないですね。60過ぎてる男の奥さん何歳やねん、と思いながらも。協力者との関係を描いているあたり、『外事警察』のドラマも彷彿とさせました。

  • Kajitt22

    ジョン・ル・カレ追悼。スマイリー3部作完結編。あいだに再読、近作、自叙伝を挟みながら数十年かけての完読。スマイリーの質問・尋問の言葉の鋭さ重さに感嘆しながら読み進めた。最後、チェックポイントでの終局は既視感があり、トム・ハンクスの映画『ブリッジ・オブ・スパイ』のエンディングのようだ。脚本のコーエン兄弟も監督のスピルバーグもル・カレのファンだったのかもしれない。未見で積んであるDVD『裏切りのサーカス』と『誰よりも狙われた男』をこの連休で観るつもりです。

  • 田中

    スマイリーの機関が壊滅的打撃を被り、妻アンの愛が喪失したのは、全てが「カーラ」の周到な謀議操作だった。妻との関係に傷心する日々。スマイリーの粘り強い探究心、深遠な洞察力、キャリアから導くロジックが、不可視的困難な物証を発掘する。どんどん深掘りしていき、ついに、あのカーラの弱点にたどりつく手腕はお見事だ。美徳である「愛情」そのものが、実は「破滅」をひきよせるとは、諜報世界の虚しさだろう。前2作で経緯を知っていたからこそ、本編はより心が打たれた。素晴らしい一冊。

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