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仇敵

Jun Ikeido

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062752848
ISBN 10 : 4062752840
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2006
Japan

Content Description

幹部行員の裏金工作を追及した恋窪商太郎は、謂れなき罪を着せられメガバンクを辞職。エリートから地方銀行の庶務行員となるが、人生の豊かさを知る。だが、元ライバルからの電話が再び運命を揺るがす―。不正を知った男は謎の死を迎え、恋窪は“仇敵”への復讐を誓う。乱歩賞作家、渾身の連作ミステリー。

【著者紹介】
池井戸潤 : 1963年、岐阜県生まれ。慶應義塾大学文学部・法学部法律学科卒。1988年、三菱銀行(当時)に入行。1995年、同行を退職。コンサルタント業のほか、ビジネス書の執筆を手がける。1998年、『果つる底なき』(講談社文庫)で第44回江戸川乱歩賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ミカママ

    池井戸さん、比較的初期の作品なのか、文章が少し硬い印象。主人公は、元財閥系エリート銀行マン、現・中規模行の庶務行員、という設定は面白いと思った。ラストももっと池井戸さんらしく、スカーッと大胆に勧善懲悪で締めて欲しかったかなぁ。いえ、もちろん悪は成敗されるんだけど、意外に地味なラストだったんで。ふむふむ、初期の頃はこういう作風(ミステリー色強し)だったのねぇ、とファンには一読の価値アリです。

  • 三代目 びあだいまおう

    池井戸作品で期待するのは、権力や横暴などのアンタッチャブルな相手に非力な正義感が立ち向かい、ボロボロにされながらも最後の最後に大逆転❗という『スカッと感』だ!メガバンクエリート時代に巨悪を追い詰めたがあと一歩で失脚した主人公恋窪。現在は地方銀行で庶務行員。しかし銀行ゆえ内部や取引先でのトラブルは絶える筈なく、本作はそれらを解決していくプチプチ·スカッと感の短編集。読み進むとだんだん影に巨悪がちらつく!しかも前職の『仇敵』が!クライマックスでのメガ·スカッと感はなかったものも読みやすい作品ではある‼️🙇

  • W-G

    初期の作品は敬遠気味であったが、思いのほか楽しめた。主人公の恋窪が、ドロップアウトした現状を受け入れて満足している元エリートという、池井戸作品にしては新鮮な設定なのと、大ボスを倒すために、障壁となる敵キャラを一枚ずつ取り除いてゆくパターンが、連作という形式にマッチしている。物語内でガチの殺人事件が起こるのも初期の特徴。多少、一本調子なきらいがあったり、引っ張った末の結末があっさりすぎたり、気になる部分もあるが、ドラマ化してくれたら面白いものになりそう。ひょっとしたらすでにされてる?

  • yoshida

    地方銀行の東都南銀行へ庶務行員として中途入社した恋窪。恋窪はメガバンク東都首都銀行の企画畑を歩むエリートだったが、役員の不正を暴こうとして逆に退職に追い込まれる。東都南銀行で繰り広げられる粉飾、情報漏洩、隠された資金使途等。若手行員の松木のフォローをする恋窪は、メガバンクを追われる原因となった仇敵と再会。再び仇敵を追い始める。池井戸さんの銀行勤務の経験が活きて実にリアルな内容。メガバンクの役員でここまで不正に手を染めるリスクを犯すのかと、疑問にも思う。苦難に耐えて最後に勝つ。勧善懲悪スタイルの萌芽を見る。

  • HIRO1970

    ⭐️⭐️⭐️図書館本。池井戸さんの銀行関連のミステリーはリアリティーがあり過ぎる程で毎回毎回楽しみです。今回の主人公は出世ラインからは外れているのですが、こういう設定も味があります。3階の片隅の3畳の畳部屋...印象に残ります。

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