Books

清張地獄八景 文春文庫

Jun Miura

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784167916480
ISBN 10 : 4167916487
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2021
Japan

Content Description

松本清張を敬愛するみうらじゅんの考察やなりきり小説、現代を代表する作家や映像化に携わった役者・脚本家・演出家による対談や随筆、夫人のインタビューや朝日新聞時代の同僚の手記、女性ファンとの往復書簡、清張自身が描いた漫画や講演録まで多彩な記事を収録。清張の作品世界やその人柄の魅力が満載で、入門書に最適!

目次 : 第1章 崖(人の転落は蜜の味ですよ。まして男女関係が絡んでいたら…男と女 地獄のサスペンス(船越英一郎×みうらじゅん)/ みうらじゅんのわびさびたび いい崖出してるツアー前編(みうらじゅん) ほか)/ 第2章 小説(みうらじゅん的20選 清張文学とはボブ・ディランの歌であり、仏教書である(みうらじゅん)/ 『不安な演奏』解説 清張地獄(みうらじゅん) ほか)/ 第3章 人間・松本清張(センチメンタル清張(イラストレーション・みうらじゅん)/ 小さな大物(松本清張) ほか)/ 第4章 映像(清張映画の真髄 伝説の脚本家が語る現場秘話(橋本忍)/ 清張映画で“大人の女”になった(岩下志麻) ほか)

【著者紹介】
みうらじゅん : 1958年京都市生まれ。武蔵野美術大学在学中に漫画家デビュー。以来、イラストレーター、エッセイスト、ミュージシャンなどとして幅広く活躍。1997年、造語「マイブーム」が新語・流行語大賞受賞語に。「ゆるキャラ」の命名者でもある。2005年、日本映画批評家大賞功労賞受賞。2018年、仏教伝道文化賞沼田奨励賞受賞。著書のほか、音楽、映像作品も多数ある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • goro@80.7

    清張愛に溢れた本書。軽く笑わせるような入りから奥に行くにしたがって段々と本性が現れてくるような見事なみうらじゅんの構成でした。苦労の末に手に入れた地位、名誉。調子に乗って愛人まで作った時から「清張地獄」が始まるのだ。本の紹介は勿論だが、TVや映画などの映像作品にも及び読後はどれから観ようかと楽しみ倍増ですよ。やはり岩下志麻vs桃井かおり「疑惑」か倍賞千恵子「霧の旗」か!清張御大の推理物しか読んでこなかったので違う作品も読みたくなった。書き続けた40年間だった。第4章扉の写真が凄すぎる。これが清張御大の姿!

  • gtn

    著者のことだから、松本清張を面白おかしく弄っているのかと思ったら違った。清張は推理作家ではなく、ホラー作家、つまり因果応報の啓蒙者であると述べ、推奨作品を理由を付して列挙し、更に奥様の手記を始め、佐藤愛子、京極夏彦、宮部みゆき、大沢在昌各氏の追悼文や談話を掲載している。清張作品の手引書として最適ともいえるのでは。恥ずかしながら、清張は大家との勝手なイメージで、当方今まで一冊も手に取ったことがなかったが、本書により、清張を読みたくてたまらなくなった。

  • hatayan

    2009年刊行のムックを文庫化。松本清張の作品には、凡人が身の丈に合わないカネや女に欲を出したときに知らずのうちに押す「清張スイッチ」が仕込まれていると編者のみうらじゅんはいいます。ほんの出来心から歯車が狂いだし深い淵に叩きつけられる作風はまさに因果応報を地で行くもの。悪いことをしている姿を清張は常に見張っている。『黒革の手帖』『夜光の階段』『わるいやつら』などの代表的な作品は藤子A不二雄の「笑うセェルスマン」に似ているのではないかと気づきました。松本清張の入門書として親しみをもって読める一冊です。

  • ミエル

    大作家をみうらじゅんがまとめたある意味ファンブック。作品解説に始まり、清張本人の講演内容、身内や様々なマスメディア関係者、ファンの視点で語られた過去記事のまとめがメイン。語り手が多いので多面的な清張像がコラージュされ、そのすべてに愛が溢れている。それにしても清張ボタンは面白い。守るべきものができてから読むとホラー小説なのもわかる。不倫には清張ボタンがつきもの、2択なのに必ず地獄を選んでしまう愚かさ、手に取るようにリアル。小心者で真面目な人ほど、清張ボタンが過激に迫るんだろうね。怖っ笑

  • ばんだねいっぺい

    松本清張をみうらさん的角度で語る一冊。人間の犯罪動機の文学というべき 作品群を軽妙に読み解く。「清張スイッチ」が出てくるが、これって、みうらさんと思うのは野暮だ。清張さん自身の講演の自身の容貌に触れるユーモア。賢妻であられる奥さまの語り。読み応えたっぷり。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items