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人魚の嘆き・魔術師

Junichiro Tanizaki

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784394903901
ISBN 10 : 4394903904
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

私は寧ろ人間よりも人魚の種屬に墮落したい。―「人魚の嘆き」。お前は初めから人間などに生れる必要はなかつたのだ。―「魔術師」。初版刊行以来一〇一年目にして当時の風合いをそのままに美装復刻!!

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

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文庫本持っていましたが、結局この繁も買っ...

投稿日:2021/06/13 (日)

文庫本持っていましたが、結局この繁も買ってしまいました。 初版と同じ版元の春陽堂書店から復刻されたのは驚きました。 大型で大変見やすいほんです。 多少高価でもOKです。

hama さん | 神奈川県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • mii22.

    初版から101年の時を経て復刻された春陽堂書店の挿絵入り美装復刻版。装丁、挿絵、フォントとも美しく観ても楽しめる一冊。「人魚の嘆き」「魔術師」の2篇とも耽美的、変態的趣向の作品で、谷崎=ワイルド、水島=ビアズリーと言われるだけあって、帯に記されている「怪奇と幻想、そしてー美への排跪」一言で言えばそれに尽きる作品だと思う。読み進めるうちに人魚の嘆きの財も美貌も申し分なく兼ね備えた主人公の貴公子がワイルドの「ドリアングレイの肖像」の主人公と重なっていった。

  • relaxopenenjoy

    1919(大正8) 年、春陽堂から版行されたものの復刻。解説、特に水島爾保布について詳しくあり。良く知る作家(無想庵)曰く、水島を要約すると、ビアズリー、江戸っ子、変態性欲だそう。谷崎と水島、2人の初対面から、挿絵本が出版された経緯も興味深かった。本書はカバーが黒と紺でタイトルがピンクの箔押し。サイズもB5ほど。文字や仮名遣い等も古書を踏襲。中公文庫のもの(表紙は白黒)とは雰囲気が異なる。人魚の嘆きのシノワズリ風の絵も特徴的だが、魔術師の挿絵の方がよりサロメぽくもありキュビズムぽくもあり好み。

  • nitti

    旧字、旧い文体に浸りながら、水島爾保布のイラストも素晴らしかった。怖い絵展でみたイラストに感動して手に取った部分もあるので、復刻版で読めたのは大変よかった。 ビアズリーみたいでいいよね。

  • 眼鏡堂書店

    冒頭など特に、乱歩が大谷崎にそれほど傾倒していたかがよくわかる。

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