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白昼鬼語 探偵くらぶ 光文社文庫

Junichiro Tanizaki

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784334779641
ISBN 10 : 4334779646
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2021
Japan

Content Description

会社員法学士湯河勝太郎が歩いていると、安藤という探偵が友人に紹介してもらったと声をかけてきた。実は湯河本人を調べているといい、今の妻とはまだ法律上の結婚はしていないこと、前の妻はチブスで死んだことを語り始める。湯河は不愉快な顔になった―。(「途上」)江戸川乱歩にも多大な影響を与えた、谷崎潤一郎の探偵小説傑作選が登場!

【著者紹介】
谷崎潤一郎 : 1886(明治19)年東京生まれ。東京帝国大学国文科中退。1910(明治43)年、小山内薫、和辻哲郎らとともに第二次「新思潮」を創刊。同誌に「刺青」「麒麟」などを発表。これらが永井荷風に絶賛され、一躍文壇の寵児となる。代表作に『痴人の愛』など多数。耽美小説、歴史小説、伝奇小説のみならず、作品は非常に幅広い。近代日本を代表する文豪の一人。怪奇幻想小説、探偵小説を好んで手がけ、江戸川乱歩や横溝正史らにも多大な影響を与えた。1965(昭和40)年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    最近、日下三蔵さんが大正・昭和のミステリーなどを掘り起こして本を編纂してくれています。この本もその1冊で谷崎潤一郎のミステリーをまとめたものです。っ全集でいくつか既読のものもあるのですが、これだけまとめられると谷崎の魔術に惑わされたような感じでおなか一杯になります。私は「人面疽」「ハッサン・カンの妖術」「途上」が印象に残りました。

  • えも

    さすが谷崎。新しいもの好きだから、いち早くポーを読んで、変態だから、ポーの変態心理をしっかりと自家薬籠中のものにしている▼それにしても、いかにも乱歩や久作を読んでるような文体や描写、犯罪心理への傾倒などだが、実は逆で、谷崎の方が早く、乱歩らが影響を受けていたというのも凄み▼この本の表題も、普通ならメジャーな「秘密」にするところ、レベルは高いけどマイナーな「白昼鬼語」にするところ、編者もなかなかの変態だね♪

  • シノッピ

    「私」がおもしろかった! 思わずえーっ!と声が出てしまった。 後でもう一回読み返しました。 白昼鬼語もいいし、柳湯の事件もいい! ヌラヌラ好きかぁ。そんな人もいるのかな? お風呂の中でヌラヌラの物体を足で探るとこ、描写が凄い! この人ほんとにそんな経験があるんじゃないの?と思いました。 ハッサンカンはよく分からなくて途中で諦めましたが、他はどれも良かった!

  • Sally-m

    谷崎潤一郎のミステリ小説集です。すでに他の本で読んだことのある作品もいくつかありました。表題の『白昼鬼語』が良かったです。

  • nnnともろー

    既読が多かったが、谷崎ワールドを堪能できた。改めて感じたことは、江戸川乱歩が谷崎の影響をどれだけ受けていたのかということ。

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