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谷崎マンガ 変態アンソロジー 中公文庫

Junichiro Tanizaki

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122070974
ISBN 10 : 412207097X
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2021
Japan

Content Description

文豪にして、大変態―?発禁処分、三度の結婚、老境の性…マゾヒズムに一生を捧げた谷崎潤一郎の文学を、十一人の天才が豪華にマンガ化。『痴人の愛』から『陰翳礼讃』まで、夢幻の美しさで描かれる谷崎入門決定版。“特別付録”対談・山口晃×近藤聡乃/インタビュー・古屋兎丸&中村明日美子/裏話マンガ・榎本俊二など。

【著者紹介】
谷崎潤一郎 : 明治19年(1886)、東京日本橋に生まれる。旧制府立一中、第一高等学校を経て東京帝国大学国文科に入学するも、のち中退。明治43年、小山内薫らと第二次「新思潮」を創刊、「刺青」「麒麟」などを発表。豊麗な官能美と陰翳ある古典美の世界を展開して常に文壇の最高峰を歩みつづけ、昭和40年(1965)7月没。この間、『細雪』により毎日出版文化賞及び朝日文化賞を、『瘋癲老人日記』で毎日芸術大賞を、また昭和24年には、第八回文化勲章を受けた。昭和三十九年、日本人としてはじめて全米芸術院・米国文芸学術アカデミー名誉会員に選ばれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 麦ちゃんの下僕

    『谷崎万華鏡 谷崎潤一郎マンガアンソロジー』が改題し文庫化!谷崎文学のエッセンスを独自の解釈で表現した11のマンガ作品に加え、新たに近藤聡乃さん✕山口晃さんの対談・榎本俊二さんのマンガ・古屋兎丸さん&中村明日美子さんへのインタビューが収録されています。再読となる本編では、やはり近藤聡乃さんの「夢の浮橋」が好きですね…知らず知らず不思議な世界へと誘われていく感覚がたまりません。密度の濃い山口晃さんの「台所太平記」と、榎本俊二さんの「青塚氏の話」の“あのページ”は、単行本で読んだ方が良いかもしれませんね(笑)

  • Kei

    あの谷崎潤一郎の数々の名作を漫画で。漫画家さん各自のイメージで切り取って。残念ながら、どれも文学を超えない。あの流暢で、淫靡な世界を視覚化するのは、なんと難しいことか。文字を読んでの想像の方が、はるかに跳べる。案外、表面的には穏やかな、台所太平記が、唯一面白かった。地方から出てきての女中奉公。今では死滅していますが、家事労働に行儀見習も兼ねて、親のように、嫁入りの面倒までみる。谷崎、女中さんに、手出してませんが、品評と密やかな目線。明るい娯楽作品なのに、やっぱりちょっと。(笑)しようがないですね。

  • アキ

    谷崎は私生活でも変態だった。そして天才でもあった。明治44年初出の『少年』。当時永井荷風は「私はもう若い新進作家の強い力の籠った製作を仕上げることはできない」と評し、自身も「前期の作品の中で一番キズのない完成されたものであることを作者は信じる」と言及している。そんな作品がマンガで読める。谷崎にまつわる女たちを描いた「谷崎ガールズ」などを含め11作品。高野文子・近藤聡乃・今日マチ子・しりあがり寿・山口晃らの漫画家が自分で選んだ作品をマンガ化している。妄想の世界に迷いこんで、もう戻りたくなくなってしまいます。

  • keroppi

    書店でこの文庫を見つけて、即買いしてしまった。谷崎潤一郎って実はあまり読んだことがない。どちらかというと映画化されたものを沢山見ている。増村保造監督、若尾文子主演の作品なんて大好きだ。で、このマンガ化作品。それぞれの作家の特徴が出ている。マンガは、映画とは違い戯画化された人間がストレートに出てくるようだ。古屋兎丸「少年」、榎本俊二「青塚氏の話」がわりと好き。しりあがり寿の「瘋癲老人日記」をヘミングウェイ「老人と海」とくっつけちゃった話もマンガらしいぶっ飛び方で好きだけど。山口晃「台所太平記」も味がある。

  • aquamarine

    書かれた作品が変態というよりも、谷崎氏自身が変態だよね。と思いながら手に取る。小説として読んでいるのは半分くらい。有名な漫画家さんたちが、小説の一部を思うように切り取ったり舞台を現代に移したり、それぞれの色を出して作品に仕上げていて、自分のイメージとかなり違っているものもあるがそれはそれで面白い。漫画から入って小説を後から読んで、別物!と驚くのもありだろう。逆に自分の小説のイメージが壊されるのを好まない人にはお勧めしない。特に心に残ったのは古屋兎丸「少年」近藤聡乃「夢の浮橋」中村明日美子「続々羅銅先生」。

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