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心 集英社文庫

Kang Sang-jung

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087452907
ISBN 10 : 4087452905
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2015
Japan

Content Description

「人はなぜ生まれ、死んでいくのでしょうか」青年は深い悩みを抱えてわたしの前に現れた。一瞬、わたしは息をのみ、思わずあの子の名前を口走りそうになった―。親友の死に直面することで生きる意味を見失った学生と、ある哀しみを胸に秘めた先生。ふたりの濃やかな交流を通して描く、喪失と再生の物語。夏目漱石永遠の名作をモチーフに、自らを重ねて書き上げたベストセラー、待望の文庫化。

【著者紹介】
姜尚中 : 1950年熊本県熊本市生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了。東京大学大学院情報学環教授を経て、2014年より聖学院大学学長。専攻は政治学・政治思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 扉のこちら側

    初読。2015年705冊め。父親として亡き息子への思いを作品として綴りたかったのだろうと思う。しかし震災を絡めたり、作中に自身を「悩める青年に寄り添う姜先生」として描いたり、ちょっと腑に落ちない点もある。大切な人を亡くす悲しみは、とてもよくわかるのだけれど。

  • ヨクト

    著者と学生とのメールでのやりとりを中心に生死と向き合う物語。親友の、いや心友の死、共に愛した女性、背負った罪と痛み。夏目漱石「こころ」をモチーフにしたストーリー。「生きろ」というメッセージが心に強く残った。

  • James Hayashi

    作家と学生のEメールでの往復書簡であるが、学生が自分で考えず安易に人生の先輩に教えを乞うている感じ。また姜先生も学生に考えさせず、安易に自分の思うところを教示している。が、三章に入り学生が大地震後ボランティアを始める頃より大きく変貌する。死を見、小さいながら社会の中の自分を見つけたためであろうか?若き頃葛藤すべき問題を書き表し、哲学書の入門書的でもあったが、自分には物足りなさを感じる。著者は何かの理由で息子さんを亡くし悲痛を味わっておられることを感じる。S学院とはアトランタにもある聖学院だそうです。

  • ちー坊

    夏目漱石の心をモチーフにした作品という言葉に誘われて購入。最初はなるほどと思いながら読んでいきましたが、途中から結構重い話だなと感じました。『死』と『生』について考えされられました。確かに生というものは死という存在が密接にあるからこそ輝くものなんだなと当たり前のことに気付かされました。最後の青年と先生の手紙のやりとりは印象強く残っています。

  • さち@毎日に感謝♪

    夏目漱石の「こころ」を思い出しながら読みました。最後はお互いに希望を持てるラストだったので良かったと思います。

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