Product Details
ISBN 10 : 4798168122
Content Description
世界一規制が厳しいとされているFDA(アメリカ食品医薬品局)を擁する国で、なぜ、効果や安全性が偽装された「嘘」の薬が輸入され、人々の健康を奪っているのか。その理由を丹念に調査するなかで、著者が目にしたものは、海外のジェネリック医薬品メーカーが、コスト削減のために品質に関わるデータを偽装し、FDAの査察官を欺いているという事実だった。そうして、消費者は知らず知らずのうちに効果や安全性が不確かな薬を口にしていたのだ。このような「不都合な真実」を暴いた本書の内容は、日本にとっても決して対岸の火事ではない。なぜなら、医薬品業界はすでに高度にグローバル化しており、海外企業の存在なくしては立ち行かない状況になっているからだ。NYタイムズベストセラー。
目次 : 第1部 パラダイムシフト/ 第2部 インドの興隆/ 第3部 追いつ追われつのビジネス/ 第4部 立証/ 第5部 暗闇のなかの探偵たち/ 第6部 分水嶺/ 第7部 報い
【著者紹介】
キャサリン・イーバン : 調査ジャーナリスト。『バニティ・フェア』誌の寄稿編集者であり、優れた著術家として出版活動への支援を受けられるアンドリュー・カーネギー・フェローに選出されている。偽造医薬品、銃の違法取引、CIAによる強制的な尋問を取り上げた記事は国際的に注目を集め、多くの賞を獲得している。『フォーチュン』誌や「ニューヨーク・タイムズ」紙などにも寄稿しており、医薬品のデータの完全性保証に関する講演も数多い。2冊目の著書である『ジェネリック医薬品の不都合な真実―世界的ムーブメントが引き起こした功罪』は「ニューヨーク・タイムズ」紙のベストセラーとなった。初めての著書『危険な投薬』は、アメリカの書評誌『カーカス・レビュー』から2005年の年間ベストブックの1冊に選ばれたほか、アメリカ最大の書店チェーン、バーンズ・アンド・ノーブルが有望な新人作家の第一作に贈る「Discover Great New Writers」の1冊にも選ばれた。ブラウン大学で教育を受け、ローズ奨学生としてオックスフォード大学で学ぶ。現在、夫、2人の娘、とともにニューヨークに在住
丹澤和比古 : 東京大学農学部農芸化学科卒業。同大学院修士課程修了。理化学研究所ライフサイエンス基盤技術研究センターコーディネーター等を歴任。農学博士
寺町朋子 : 翻訳家。京都大学薬学部卒業。企業で医薬品の研究開発に携わり、科学書出版社勤務を経て現在に至る。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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zoe
読了日:2022/08/06
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