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Ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 X 怪談一夜草紙の謎 角川文庫

Keisuke Matsuoka

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041143322
ISBN 10 : 4041143322
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2023
Japan

Content Description

『十六夜月』のヒットで作家としてのステージが上がった李奈。気持ちを新たに次作に取り組む中、担当編集から妙な頼みごとをされる。文学塾を主宰していたベテラン作家・丹賀源太郎の宴に出席してほしいというのだ。しかも依頼主は差別的な思想を前面に出した小説がベストセラーになっている、源太郎の息子だという。2人に面識のない李奈は戸惑うものの渋々参加を了承する。果たして開かれた宴席は、奇妙なものだった…。

【著者紹介】
松岡圭祐 : 1968年12月3日、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部を超える人気作となった。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化され、さらにブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞、17年には吉川英治文庫賞候補作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Shun

    シリーズ10作目は松岡作品の色んな秘密(?)が明かされる衝撃のオチが控えていた。さらに終盤の解決篇では、犯人の大捕り物場面で李奈の大立ち回りが映える。犯人と対峙した際にはあらゆる文学知識に精通した李奈ならでは解決策に目を奪われたが、著者らしいユーモアに納得。シリーズが長期化しつつもマンネリを回避した見事な巻だったと言えるのではないだろうか。今回も文学に関連した事件は起きましたが、それよりも1巻から追い続けてきた作家・杉浦李奈が書いた文学作品がようやくベストセラーとなり、事件以外の一コマに癒されました。

  • よっち

    『十六夜月』がヒットしたことで作家としてのステージが上がった李奈。三十階建て駅前マンションに引っ越して心機一転次作に取り組む中、担当編集者から妙な頼み事をされる第十弾。ベテラン作家・丹賀源太郎が開いていた文学塾閉塾に伴って催される宴への出席。依頼した小説家の息子・笠都がないなくなる現象が岡本綺堂の小説に酷似した見立て殺人かのような展開を、率先して解決に向けて動く姿が作家として成功しても変わらない李奈らしいですね。いつの間にかJKの使い手となっていたり、他作品とも地続きになって繋がりも出てきましたね(苦笑)

  • 九月猫

    冒頭の白濱さんの原稿におおーっとなり、“助けて優莉結衣”で吹き出し、本編ラストに唖然。後日の編集部にシーンが移ってホッとしたと思ったら「松岡某ってのは……」の言葉に呆然!と、メインストーリーとは違うところでも衝撃の多かった10作め。  今回のモチーフは岡本綺堂。綺堂好きだけど、この作品はたぶん初読み。このマイナーな作品をなぞったような事件がまさにその舞台となった屋敷で起こる。真相は嫌な味しかしなかったけど、お話の展開は面白かった。シリーズは一旦ここまで?な雰囲気……いや、もう11巻が出てるのか!

  • ひー坊

    面白かった!特に最後。まさかの驚愕の事実。松岡某先生はなんと…!!!なんだか本当にそうなのかな?と信じてしまいそう。メタ要素もいつになく多かったように思うし、映画化ドラマ化の際の原作者事情なんかとてもタイムリー。作中の『もうやだ。助けて優莉結衣。』にフフっとなった。

  • NAOAMI

    新旧、純文学vsキワモノ作家。なんか時代がかった古くさい設定。ミステリ作家を集めた宴も、李奈以外ちょっとまともじゃない。怪談に見立てた殺人?にしては乱雑な事件に見えるし、警察も半グレ集団にターゲットを絞り追い詰める。李奈の推論が弾けるのは終盤。そこまでもグイグイ読者を引っ張ってるわけだが、場馴れしてきた感もあり度胸的には素人最強。最後のアクション。そりゃないやろ!…ってか、そんなオチ?売れっ子且つ多作作家らしいことを自ら語ってしまう。意外と短い文量に申し訳なく思った?読者へのサービス?が笑えるんですけど!

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